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谷保天満宮
やぼてんまんぐう
東京都国立市谷保5208
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東京都国立市にある。
JR南武線谷保駅の南西300mほど、20号線のそばに鎮座。
国立府中I.C.からも近い場所にある。
20号線谷保の交差点に境内入口の鳥居があり、
参道を南へ歩くともう一つの鳥居。
鳥居の前に、饅頭を売っている屋台があった。
休日だから参拝者が多いのだろうか。
そこから階段を下ると社殿がある。
社殿は、やや南東向きで、
20号線からの参道を下ると右手に見える。
拝殿の後方には、垣に囲まれて流れ造りの本殿。
社伝によると、
当地に配流された菅原道真の第三子・菅原道武が、
父の死を哀れみ祀ったのが創祀。
もとは、府中市本宿にあったが、
養和元年、現社地に遷座したという。
ここで菅原道真の御子に関して。
太宰府天満宮の摂社・御子社四社に以下の四柱の御子が祀られている。
高視卿(長男:土佐配流)、景行公(次男:越後配流)、
兼茂公(三男:遠江配流)淳茂公(四男:播磨配流)。
ということで、当社を創建した道武公は第三子ではない誰かが
本名を秘しているのだということらしい。
なお、淳茂公を五男とする説があるようだが、
太宰府天満宮では四男ということになっていた。
式内社・穴澤神社の論社だが、
有力な論社は、稲城市にある穴澤天神社で、
当社を式内社としているのは、『舊神祠記』。
天満宮なので、梅紋が社殿のあちこちに見られる。
社殿の周りに境内社がいくつか。
蒼守稲荷・稲荷・淡島神社。
稲荷・妙義・日吉・熊野・天照皇大神宮を祀る五社神社。
本殿の後方、池の中に厳島神社。
『平成祭データ』には、他に第六天神社が記されているが記憶にない。
見落としたか、境内にはないのか。
境内入口 | 鳥居 |
参道 |
参道の鳥居 ここから階段を下る | 階段途中に 蒼守稲荷・稲荷・淡島神社 |
境内 |
拝殿 | 本殿 |
五社神社 | 厳島神社 |
神社名 谷保天満宮
昌泰四年菅公大宰府に遷られ給う所、第
三子道武朝臣この地に配流され給う。父君
薨去の報に朝臣思慕の情に堪え給はず父君
の尊容を刻み、天神島(現府中市本宿)に
鎮座す。養和元年十一月三日裔孫津戸三郎為守霊 夢を蒙り現在の地に遷座す。天暦元年京都 北野天満宮造営の折、勅使の下向ありて官 社に列せられ、関左第一の天満宮と称せら れ、明治十八年府社に列せられる。 主なる社宝 御宇多天皇勅額 「天満宮」一面(国指定重要文化財) 村上天皇寄進 狛犬 一対(国指定重要美術品) 源義経・弁慶・亀井六郎・伊勢三郎書写 「大般若経」四巻 例大祭 九月二十三日〜二十五日 −境内案内より− |
【 谷保天満宮(印刷用ページ) 】