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茂侶神社
もろじんじゃ
千葉県流山市三輪野山619
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式内社 下總國葛餝郡 茂呂神社 |
千葉県流山市にある。
流山駅と初石駅の中間地点。流山I.C.の南1Km。
西方1Kmには、江戸川が南北に流れ、
埼玉県との県境も近い、三輪野山の交差点に鎮座している。
境内入口は南側、参道は北に延び、
入口には大きな石鳥居。参道には赤い両部鳥居。
式内・茂呂神社の論社。
茂呂神社の「茂呂」は、御諸(みもろ)の「もろ」という説や、
神の坐します「モリ」の転訛とする説がある。
大和三輪の大神神社を勧請したもの。
茂侶神について、
『三代実録』に、貞観十三年(871)従五位上を授与されたとあり、
元慶三年(879)正五位上を授けられたともある。
埼玉県吉川市の三輪野江は、以前は、当社の氏子区域であったが、
慶長3年(1598)に江戸川が掘られ、区域が分断されたため、
元和年中に江戸川西岸の地へ、茂呂神社を分社して、三輪神社を創建した。
現在の社名は、茂侶神社だが、
以前は三輪神社と称していたらしい。
本殿の勝男木に、三つ巴が刻印されていたが、
神紋かどうかはわからなかった。
境内入口 | 参道鳥居 |
境内 |
本殿 | 社殿 |
茂侶神社
平安時代の神名帳にある神社。式内社(し
きないしゃ)。祭神は大物主命(おおもの
ぬしのみこと)。境内には、大国主の像
(おおくにぬしのぞう)や万葉歌碑(まんよ
うかひ)などの石造物ががある。1月のヂン
ガラ餅神事は、市指定無形民俗文化財。−境内案内− 茂侶神社ヂンガラ餅行事(茂侶神社)
流山市指定無形民俗文化財第二号
茂侶神社は大物主命を祀り、平安時代初期の書物
「延喜式」にその名を記された神社であると考えられ
ている。毎年一月八日(最近は最寄の日曜日)三輪野山地区 のオビシャが行われる。神前には八升の御神酒、八 升の餅、八種類の野菜の煮物が備えられる。祭典、 トウ渡し(年番の引継ぎ)、直会の後若衆が大きな供 餅を引きちぎりあい、奪いあう「餅取り」を行う。 行事はかつては近郷から若衆が集まり裸で餅を奪いあうもので、 奇祭とよばれていた。餅の割れ方でその年の作柄を占ったと言われる。 −境内案内− |
【 茂侶神社 (流山市)(印刷用ページ) 】