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那祖師神社
なそしじんじゃ
長崎県対馬市上対馬町豊漁港
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合祀式内社 對馬嶋上縣郡 嶋大國魂神社 島大国魂神社 |
長崎県対馬市にある。
対馬北端にある豊漁港に面して境内がある。
参拝当日は秋祭りの最中で、御神酒を勧められた。
「車ですから」と断るが、
「一口」と言われ、本当に一口いただく。
無茶苦茶うまい。
どうして神社でいただく御神酒は美味しいのだろうか。
祭りだったせいか、境内入口の鳥居脇には
「那祖師神社」と染められた幟が立っていた。
境内に入ると、もう一つの鳥居があり、
そこには、「島大國魂神社」の幟が立っている。
階段の上に社殿があるが、社殿前には
「若宮神社」の幟が立っている。
当社の本体は、社名の通り
那祖師神社なのだが、島大國魂神社と若宮神社が合祀されている。
拝殿の扁額には、三社の名が併記されているが、
拝殿内の扁額には「島大國魂神社」と書かれている。
創祀年代は不詳。
半島系の祖神を祀った古社。
合祀されている島大國魂神社は、
当社の東数百mの海岸にある白水山に祀られており、
立入りが禁じられているため、海岸に遥拝所が設置されている。
場所はここ →
また、若宮神社は、当社祭神の御子神・五十猛命を祀る小祠で
島大國魂神社のさらに東に在るらしく、
地元の方の話では、今は、陸路で行くのは難しいらしい。
場所はここ →
当社に合祀されている島大國魂神社は、
式内社・嶋大國魂神社の論社。
『神社大帳』では、当社・那祖師神社が
式内社・嶋大國魂神社であるという。
『津島紀事』では、当社・島大國魂神社・若宮神社の三社を合わせて
式内社・嶋大國魂神社であるという。
また、『大小神社帳』では
当社に合祀されている島大國魂神社が
式内社・大嶋神社であるという。
境内には、えびす神の小祠があり、
中に石像が祀られている。
当社の神紋について。
屋根瓦に小槌の紋が付いたいたのだが
拝殿内の幕には桐紋が染められていた。
境内の上方に社殿 |
拝殿 | 拝殿扁額に三社号 |
拝殿内部 | 本殿 |
境内社・えびす神 | 社殿から豊港 |
豊御鎮座三神社御由緒略記
−案内板より抜粋− |