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敷島神社
しきしまじんじゃ
長崎県対馬市美津島町加志字小河内386
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式内社 對馬嶋下縣郡 敷嶋神社 |
加志の港から、加志峠方面へ進み、
民家の途絶えたところ、山麓にある、かなり寂れた神社。
敷島神社の「シキ」は、志賀の「シカ」と同根とされ、
他に「シコ」などの変化も見られている。
浅茅湾の小島「鹿ノ島」にある志賀島神社も敷嶋神社式内論社。
船でなければ渡れない。
神功皇后凱旋時、この島で休憩している時に、
磯武良に暇を与えた。磯武良は、海底に入る。
その後、賊船が沖を通ると、磯武良出現し、ことごとく海底へ沈める。
鳥居 | 扁額 |
境内社殿 |
鹿ノ島か? |
拡大すると社殿のようなものが見える |
『對馬神社誌』を見ると、それには、
しき嶋大明神 神躰石 勸請不知
とあり、これが記載された全文である。社無之 神所ハ村より卯方壹町半程之所也 神山麦三俵蒔程 樫木有之 祭之義加志大明神祭料之内ニ而勤之 下縣郡美津町加志字小河内。 太祝詞神社と同じ加志に在る。敷島といふけれども、社 は海から遠く、村の奥の山手にあり、太祝詞の近くであ る。加志の海には大島、黒島、経島とあるけれども、敷島 といふ名称はない。しかし海辺にこれだけの島があり、経 島には別の神社があるのに、敷島神社が山中にあるのは一 見して不思議である。 下縣郡美津町今里字鹿ノ島。 加志の海続きで、浅海湾の灘に浮ぶ小島である。島全体 が神域で恰も海宮と呼ぶにふさはしい。この島に渡るに は、加志、今里、尾崎いづれの濱からか、小船で行くのが 普通で、また最も自然である。 −『式内社調査報告』− |
【 敷島神社(印刷用ページ) 】