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八野神社
やのじんじゃ
島根県出雲市矢野町725
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式内社 出雲國神門郡 八野神社 |
JR出雲市駅から大社方面へ向う、遥堪今市線(276号線)沿い。
出雲ドームの西にある。
道路脇に鳥居があり、東へ少し入ると境内。
あっさりとした境内に社殿があり、
社殿右横に稲生社、社殿周囲にはいくつかの小祠や石碑がある。
創祀年代は不詳。
式内社・八野神社に比定されている古社。
『出雲國風土記』には「矢野社」とあり、
八野郷の条に、「須佐能袁命の御子、八野若日女命、坐しき。
その時、天の下造らしし大神、大穴持命、
娶ひ給はむとして、屋を造らしめ給ひき。」とある。
祭神は、素盞嗚尊の娘で、大穴持命の妃ということだが、
風土記以外には出現しない神。土地の神である。
『出雲國風土記』に登場する、これら土地女神は、
多くの場合、素盞嗚尊の娘で、大穴持命の妃と記されている。
地方神を中央(この場合は出雲の中央)に統合する意図を感じる。
明治五年、郷社に列せられた。
境内入口の案内板には、
出雲風土記に「式内社である」と記されいるとあるが、
それはありえない。
境内社は稲生社と武内社。
武内社の隣に、もうひとつ祠があるが社名は不明。
『式内社調査報告』には、水神社とあるが、御碕社とある。
また、境内には幾つかの石碑があるが、竹を束ねたものが祀られていた。
なんだろう?
社域と出雲ドーム |
参道鳥居 | 境内鳥居 |
境内 |
社殿 | 社殿 |
武内社と祠 | 本殿 | 稲生社 |
石碑 | なんだこれ? 竹が祀られている | 養蚕租神、大山祇神 |
八野神社(旧郷社)
出雲風土記に「神門郡
の、八野社で延喜式の八
野神社であり、従って式
内社である」と記されて
いる。御祭神は、須佐能袁命 の御子「八野若日女命」 が主祭神で大年神と共に 祀られている。 市内の式内社の中で古 来のままの在地神と社地 とを保ち続けている神社 は珍らしいといわれてい る。 −案内板より− |
【 八野神社(印刷用ページ) 】