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多和神社
たわじんじゃ
香川県さぬき市前山字道2451

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式内社 讃岐國寒川郡 多和神社 |
香川県さぬき市前山にある。
高松琴平電鉄長尾駅から、南下して5・6Km。
前山ダムを越えたあたりで、東側脇道へ入り、1Km。
カーブを曲がったところに、ひっそりと鎮座している。
鳥居の両脇に立派な木が聳えて、
大多和公民館のある境内に社殿。
拝殿後方には、小さな本殿がある。
参拝した日は、年末の寒い朝で、
道路は霜で凍結しており、少し坂道になっている道が滑った。
鴨部川の源流に近く、山間に位置する古社である。
近世まで、大田尾大明神とも称された神社。
江戸時代までは、式内・多和神社とされていたが、
明治になって、激しい論争の末、
内務省より志度の多和神社が式内に比定されたという。
祭神は資料には大己貴命。
ただし、境内の由緒石碑には手置帆負命の名も記されていた。
大田尾大明神と手置帆負命の名の「たお」によるものだろうか。
拝殿の石の扁額には、菊紋が付いていた。
また、拝殿内の幕には三つ巴。
社殿 ![]() | 内部に巴紋と菊紋 ![]() |
社頭 |
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鳥居前に大きな木 ![]() | 本殿 ![]() | 境内 ![]() |
多和神社由緒略記
當社ハ世俗ニ大田尾明神トモ曰フ盖往古
現今ノ大字前山ハ多和村ト合シテ多和郷
ト稱セシヲ以テ神名ヲ多和ト附シタルナ
ラン祭神ハ手置帆負命並ニ大己貴命ニシ
テ今ヨリ一千餘年ノ昔弘法大師及ビ藤原
左太夫政富ノ勧請ニヨリ創始セリト舊記
ニ見エタリ人皇第六十代 醍醐天皇ノ
御時寒川郡多和神社トシテ延喜式讃岐二
十四社ノ一ニ選定セラル中古ハ甚ダ盛ニ
シテ社殿ハ永承四年治暦二年乾元々年永
徳二年永正二年文禄二年寛永十二年萬治
元年ニ夫々改築行ハル又文政二年高松藩
主松平頼恕社地ニ畝四歩ノ寄進アリ現社
殿ハ大正十四年十月之ヲ竣功セリ−社前石碑− |
【 多和神社 (さぬき市前山)(印刷用ページ) 】
