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佐嚢神社
さのうじんじゃ
兵庫県朝来市佐嚢字大宮西山132−2
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式内社 但馬國朝來郡 佐嚢神社 |
兵庫県朝来市にある。
播但線・新井駅の西、直線距離で3Kmほどの佐嚢に鎮座。
新井駅から円山川に沿って70号線を南下し
播但連絡道の朝来I.C.方面(西)へ。
神子畑川に沿って429号線を2Kmほど進み、
佐中川との合流点で北へ進み、
神子畑川にかかる大宮橋を渡るとすぐ。
道路の左側(西)に社域の林が見える。
南向きの境内入口で、左右に石碑が立っている。
右の石碑は社号標で、「式内佐嚢神社」と刻まれている。
鳥居をくぐり参道を進むと
奥の一段高い場所、石段の上に社殿。
入母屋造の拝殿の後方に流造の本殿があるのだが、
本殿の側面はブルーシートで覆われていた。
雨除けだろうか。
参拝は五月の連休。
境内の地面は薄っすらとした緑。
背の高い雑草がほとんど見られない。
僕の家の狭い庭ですら、雑草が繁っているのに
大切に清掃されているのだろう。
大宮の地にあり、大宮大明神とも称され
式内社・佐嚢神社に比定されている古社。
一説に、寛正五甲申年(1464)の勧請というが、
これは、現社地への勧請(遷座)時期を示すものと思われる。
三代実録に「貞観十年(868)閏十二月廿一日
庚戌授但馬国正六位上左長神従五位下」とあり
「佐長」とも呼ばれた神社。
特選神名牒に、
出雲国風土記・飯石郡に
狭長社と葦鹿社という神社があり
当地にも、当社(佐長社)と足鹿社があるが
「由縁ある事なるべし」と記されている。
関係あるのだろうか。
社殿の右手には境内社の祠。
以下の神社が祀られている。左から、
神子畑・稲荷神社(保食神)
平野・平野神社(大年神)
老波・姫宮神社(市杵嶋姫命)
神子畑・山神宮(大山津見命)
佐中・山神宮(大山津見命)
土肥・松尾神社(大山咋命)
山本・白山神社(菊理比賣命)
境内入口 |
境内 |
境内 | 社殿 |
拝殿 | 本殿と境内社 |
本殿 |