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火闌降命 |
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火闌降命
ほすそりのみこと
別名
火照命:ほでりのみこと
火酢芹命:ほすせりのみこと
火進命:ほすすすみのみこと
海幸彦:うみさちひこ
……
ほすそりのみこと
別名
火照命:ほでりのみこと
火酢芹命:ほすせりのみこと
火進命:ほすすすみのみこと
海幸彦:うみさちひこ
……
- 高天原に天降った天孫邇邇芸命と木花之佐久夜毘売との間にできた御子で、
火遠理命(山幸彦:日子種穂手見命)の兄。海幸彦。
- 邇邇芸命と木花之佐久夜毘売との間にできた御子は、
『古事記』では、火照命(海幸彦)、火須勢理命、火遠理命(山幸彦:日子種穂手見命)。
『日本書紀』本文では、火闌降命(隼人の祖)、彦火火出見尊、火明命(尾張連の祖)。
一書(第二)では、火酢芹命、火明命、彦火火出見尊(火折尊)。
一書(第三)では、火明命、火進命(火酢芹命)、火折彦火火出見尊。
一書(第五)では、火明命、火進命、火折尊、彦火火出見尊。
一書(第六)では、火酢芹命、火折尊、彦火火出見尊。
一書(第七)では、火明命、火夜織命、彦火火出見尊。
一書(第八)では、火酢芹命(海幸彦)、彦火火出見尊(山幸彦)。 - 『日本書紀』には火闌降命の名が火酢芹命とも記されていることから、『古事記』にのみ登場する次男の火須勢理命に関しても火闌降命のことであるとする考えもある。
つまり、『古事記』では、火闌降命の名前と行いが、それぞれ別の神として記されているということか。
- 火闌降命(火照命)と彦火火出見尊(火遠理命)は海幸彦・山幸彦神話の主人公。
- 海幸彦(火闌降命)は海の漁、山幸彦(彦火火出見尊)は山の猟を司る、神聖な威力をもつ神だが、
あるとき兄弟はその漁具猟具を交換し猟場を違えて出かけた。
ところが弟山幸彦は兄海幸彦の大切にしていた釣針を失ってしまった。
「釣針はたくさん作って返すから」と言ったが、兄は元の釣針でなければいやだといってきかない。
- その後、彦火火出見尊は塩土翁の助けによって、海神の宮へ行き、
海神の娘と結ばれ、無事に釣針を探し出す。
- 海神に「この針を兄さんに返すときは、おぼち・すすち・まぢち・うるちと唱えながら、後手で渡しなさい」と教え、
塩満玉・塩乾玉という二つの玉を授けて、鰐の背に乗せて送り返した。山幸彦が教えられたとおりにしたところ、
海幸彦は次第に貧しくなってしまった。弟を憎んだ海幸彦が攻めてきたときは塩満玉・塩乾玉を使って海幸彦を溺れさせ、
とうとう降伏させる。以後海幸彦は昼夜を分かたず弟山幸彦を守護することを約束し、
また溺れた折の所作を演じて、俳優の技をもって弟神に仕えた。また子孫は隼人族であるという。
火闌降命 を祀る神社
(玄松子が参拝した神社のみ)
(玄松子が参拝した神社のみ)
大歳神社 | 岐阜県飛騨市古川町杉崎大歳41 | |
霧島東神社 境内社 | 宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田6437 | |
浅間神社 | 静岡県三島市芝本町6−3 | |
南宮大社 境内 四宮・隼人神社 | 岐阜県不破郡垂井町宮代峯1734−1 | |
鹿児島神宮 境内社 | 鹿児島県霧島市隼人町内2496 | |
諏訪神社 境内 万度水神社 | 静岡県湖西市新居町新居1379 | |
春日大社 境内 栗柄神社 | 奈良県奈良市春日野町160 |
【 火闌降命:玄松子の祭神記 】