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【路傍の神々】−塞神・幸神・障神・妻神・才神・性神−
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塞神・幸神・障神・妻神・才神・性神など、用いられている漢字の違いがあり、漢字の表記によって、その性格も少しづつ違うのだが、どれも「サエノカミ」ということになり、道祖神の一種となる。

塞神障神と表記された「サエノカミ」は、村や地域の境界、道の辻にあり、文字通り、禍の侵入を防ぐ神である。
幸神妻神性神と表記された「サエノカミ」は、性病治癒、夫婦和合、子宝の神とされている。
また、歳神才神となると、年々の収穫を祈念する神である。

日本語の場合、このように、どの漢字をあてるかによって、その意味や性質自体をも変化させる可能性があり、それがまた、道祖神の複雑さに繋がっているのだと思う。
が、基本的には、上記のように差異が考えられるのだが、通常は、それぞれが混同された形で用いられているのが普通である。つまり、幸神と表記した塞神などもあり、さらに複雑さを増している。


京都上京区幸神町の出雲路幸神社

福岡市南区の塞神社

対馬佐護の「セーンカミ様」



【 路傍の神々:塞神・幸神・障神・妻神・才神・性神 】

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