沙本毘売命
さほひめのみこと
別名
佐波遅比売:さはじひめ
狭穂姫:さほひめ
……
- 開化天皇の皇子・彦坐王の子。母は春日の建国勝戸売の娘・沙本之大闇見戸売。沙本の神を祀る巫女。
- 垂仁天皇の皇后となり、本牟智和気命を生む。
- 垂仁天皇の時、兄・沙本毘古王は皇位簒奪を企て、
沙本毘売命に、兄と夫のどちらを選択するかと迫り、兄を選ぶと答えたので、妹に天皇暗殺を命じた。
だが、愛慕の念に涙して暗殺は果せず、沙本毘売命は事情を天皇に告白して兄の軍に入った。
天皇は軍を発し、沙本毘売命は兄の命乞いをしたが許されず、兄に殉じる事を決意して、
天皇からの救助を拒み、皇子を柵外に出して天皇に預け、
丹波道主命の娘五人を自分の代わりに召すことを遺言して火中に崩じた。
沙本毘売命 を祀る神社(玄松子が参拝した神社のみ)