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八幡神社
はちまんじんじゃ
福井県福井市東河原町40字地々ケ谷141  Zenrin Data Com Maps display !!


輪宝


対い鳩

式内社 越前國大野郡 椛神社
旧村社

御祭神
誉田別尊
合祀 神功皇后 武内宿禰 伊弉册尊

福井県福井市にある。
JR越美北線・美山駅の南5kmほどの東河原町に鎮座。
足羽川に沿って、2号線を南下し、
476号線との分岐点(河原)あたりで
足羽川(池田川)の東の道を南下する。

民家の横に、参道入口があり、
参道を(東へ)進むと、
扁額に「八幡神社」と刻まれた鳥居が建っている。

鳥居をくぐり参道を進むと正面に社域の林。
林に入ると灯籠が建っており、境内だとわかる。
境内に入った正面には、
石組の上に置かれた石塔がある。
社殿は、境内右手にある階段の上。
階段を登ると、正面に拝殿らしき社殿があり、
後方に社殿があるのだが、
後方にも拝殿らしき社殿と本殿がある。

社殿の側面は、雪囲いの板で覆われているが、
下からのぞくと、「式内 樺神社」と書かれた扁額がある。

社殿はすべて板で覆われており、
周囲の地面と同化して、
褐色一色の境内だった。

創祀年代は不詳。

式内社・椛神社の論社の一つ。

『越前国名蹟考』には、
「足羽川は今立郡では池田川と謂い、
角間、魚見、水海、広瀬、樺原、品長瀬を経て
足羽の東郷に至る」とあり
鎮座地名・河原(こうばら)は、
樺・椛(かば)からの転訛であると考えられている。

また、明治初期まで、境内には大きな樺の木が聳えていたという。

大野藩士岡田輔幹による『深山木』には、
「式に椛の神社とあり。今は味見の庄、中の手むらの八幡とまをす。
むかしは池田川のほとり、かうばら村のきたなる、
山の尾さきに、しづもりませりけるとぞ。
かうばらは、かむばのよこなまれるなることもしるし。
ほむだの天皇、たらしひめの皇后、たけうちの大臣、
三はしらを、ひとつにまつりたりしに、
いづれのころにか、
天皇を、なかのてに、皇后を、東かうばらに、
大臣を、のつまたむらに、わかちまつるといへり。」
と記されており、
当社が、皇后を祀った「東かうなら」の宮と思われ、
あるいは、「むかしは池田川のほとり」にあった宮であるとも。

明治四十二年十一月六日、
日ノ宮神社・龍尾神社・白山神社を合祀。

上記のように、明治まで樺の巨木があったらしいが、
境内に入って正面の石組の石塔が
その名残なのだろうか。
もっと注意して、石組周辺を観察しておけば良かったと後悔。

社殿の左手、少し高い場所に横向きの境内社が一つ。

残念ながら、参拝時には神紋は確認できなかった。
『福井県神社誌』には、「八つ輪宝」「向い鳩」と記されている。
越前の神社では、輪宝を神紋としている神社が多いし、
鳩は八幡の神使で、八幡神社の神紋としても使用されるもの。
ということで、両紋で間違いないと思う。


参道入口

鳥居

社域

境内

境内奥の石塔

境内右手の参道階段

前の拝殿

後方の社殿

拝殿左の境内社

後方の拝殿

本殿覆屋

覆屋内の本殿


【 八幡神社 (東河原) 】

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