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磐座神社
いわくらじんじゃ
福井県大野市西大月字磐倉1
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福井県の大野市にある。
越前大野駅の北4Kmほどの西大月に鎮座。
字は磐倉で、社名は磐座神社。
九頭龍川の支流・赤根川のそば。
当社から1Kmほど東へ行くと九頭龍川と合流する場所。
境内入口は南向き。西隣りには禅師峰寺がある。
鳥居をくぐり階段を登ると、また鳥居。
奥に進むと境内。
入母屋造りの拝殿の後方、少し登ると本殿がある。
本殿の前面にはサッシが取り付けられている。
ガラス窓から本殿内を確認した記憶がないのだが、
ひょっとすると中に祠があったのかも。
残念、忘れてしまった。
拝殿の右手に、苔生した大きな岩があり、
注連縄で祀られている。
ただし、これが磐座かどうかは不明。
村人が掘って、ここに立てたという説もあるらしい。
この岩以外にも、境内には大小の岩が転がっている。
創祀年代は不詳。
『神社明細帳』には
「当社は延喜式大野九社の内なり。
明治九年六月に村社に列す。
明治四十三年二月三日、大田村社白山神社・
東大月村社八幡神社を合併」とある。
ただし、白山神社はすでに還御されている。
(つまり、戻されているようだ)
ということで、
式内社・大槻磐座神社に比定されている古社。
元は、今の社殿から東へ30mほどの場所にあったという。
古代、大野地区が湖であった頃、
ある深夜、突然当社が炎上。
村人が御神体を案じて馳せ参じたところ
すでに御神体は、境内の大槻の樹高くに避難され
燦然と光り輝いていたという。
以後、当地を大槻村と称するようになった。
その後、その大槻も朽ち、その位置から見た
大野盆地の湖と月が素晴らしい眺めであったため
以後、大月村となったという。
境内に隣接する禅師峰寺は、
曹洞宗永平寺派で、道元禅師の古跡であるらしいが、
詳しいことは知らない。
境内入口、隣りは禅師峰寺 |
参道 | 参道鳥居 |
境内 |
社殿と大岩 |
拝殿 | 本殿 |
大岩 |
【 磐座神社 (大野市) 】