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足羽神社
あすわじんじゃ
福井県福井市足羽1−8−25  Zenrin Data Com Maps display !!


三光の紋

式内社 越前國足羽郡 足羽神社
旧県社

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御祭神
継体天皇 大宮地之霊(生井神 福井神 綱長井神 阿須波神 波比岐神
合祀
大穴持像石神 事代主命 少彦名命 柿本人麿 耳皇子
武小廣國押楯命 宇多天皇 天國排開廣庭命 素盞嗚尊 菅原道真公

合祀 式内社 越前國足羽郡 土輪神社
合祀 式内社 越前國足羽郡 山方神社
合祀 式内社 越前國足羽郡 御門神社
合祀 式内社 越前國足羽郡 於神社
合祀 式内社 越前國坂井郡 都那高志神社
境内 式内社 越前國坂井郡 枚岡神社

福井県福井市にある。
福井駅の西1Kmほどの足羽山に鎮座。
境内は足羽山公園の一角にあり、足羽山トンネルの上あたり。
6号線から神社へつづく道をウネウネと登ると
境内南の入口に到着する。
表参道は、東向きにあるようで、少し参道の階段を下ってみたが、
距離がありそうだったので、途中から階段を登って参拝開始。

階段を登ると、境内入口の鳥居があるが、
鳥居の前に大きな木が枝を伸ばしている。
鳥居脇に巨木がある神社は多いが、参道中央部にあるのは珍しい。
なにか理由があって、切らずに残されているのだろうか。

境内に入ると、正面に社殿。
拝殿後方に神明造の本殿が鎮座。

社伝によると、継体天皇による創祀。
継体天皇が、御母の里高向でお育ちになり、成長された頃、
沼地であった越前の国を開拓する時に、
足羽の地に、大宮地之霊を祀ったのが当社の起源。

皇位を継承し、都へ行くときに、
「末永く此の国の守神に成ろう」と、
自ら御生霊のこの宮に鎮め、越前開闢之祖神となったという。

大宮地之霊とは、坐摩神五座のこと。
(生井神・福井神・綱長井神・阿須波神波比岐神

斎主となった継体天皇の皇女・御子馬来田皇女が
阿須波神の名から、当社を足羽宮と称したという。
また、福井の名も、この神々に由来するとも。

式内社・足羽神社に比定されている古社であるが、
当社には、幾つかの式内社が合祀されている。

式内社・土輪神社。由緒不詳。

式内社・山方神社
もと吉田郡山形の濟(わたし)にあったらしい。

式内社・御門神社。もとの鎮座地に関して三説ある。
大野郡のどこか、吉田郡三屋村、丹生郡三戸部村。
要するに不明。

式内社・於神社
もとは吉田郡上村にあったとする説があるが不詳。

式内社・都那高志神社
当社祭神の一柱・綱長井神と名前が似ているということで
当社に合祀されているという説があるが。

その他の合祀の神々は、
足羽若宮(大穴持像石神 事代主神 少彦名神
人麻呂神社(柿本人麻呂公
氷川神社(素盞嗚尊命

また、境内社の中に、式内社・枚岡神社があると
『式内社調査報告』に記載されているが、
足羽神社公式サイトでは、未確認となっている。

当社の神紋は、日・月・星を象ったもので、
「三光の紋」と呼ばれるらしい。
一説に、神功皇后の三韓攻略の御旗に描かれていた紋だという。

境内に、福井市天然記念物のシダレザクラの大きな木。
春に参拝したら、きっと見事な桜が咲くのだろう。

さらに、境内中央部には綱長井の井戸があり、
境内西側には、六地蔵宝塔。
六角形の宝塔の各面に、地蔵が刻まれていて面白い。

足羽山公園には、当社祭神である継体天皇の像が立っているのだが、
見るのを忘れたため、写真は無い。残念。

祭神に関しては、社号である足羽を考えると、
本来は阿須波神のみを祀っていたお宮と考えるのが妥当ではなかろうか。


鳥居

南参道入口

境内

社殿

本殿

福井市天然記念物シダレザクラ

綱長井

社殿

元禄十四年の六地蔵宝塔

足羽神社由緒
御創立 福井市足羽山鎮座、式内・足羽神社は人皇二十六代継体天皇と大宮地之霊又は坐摩神(生井神、福井神、綱長井神、阿須波神波比岐神)五座を祭祀る神社です。天皇御自創の特徴と御創立以来実 に千五百有余年という越前最古の歴史を有する神社です。
継体天皇と社歴 継体天皇は、応神天皇六世の皇孫で、御名を 男大迹王といわれ御母の里高向(現・丸岡町南部)でお育ちになり、大変 徳の高い御方に成長されました。その頃の越前の国は、沼地で人の 住むにも限られた土地しかない国でしたので、男大迹王は大変心を 痛められ、足羽山に土地を卜して御社殿を建て、大宮地之霊を祀って、 神前に誓い、地の理を調べて現在の九頭龍・足羽・日野の三大川を作り、 三国に水門を開き、諸水を海に流されて越前平野が出来ました。これに より農業が盛んになったばかりでなく、川を利用して舟で荷を運べる ようになりました。その他、道を作り人々の住居を定め、耕種、養蚕、採 石、製紙、その他諸産業興隆の道を教えられ、昔より越前開闢の御祖神 と称え崇め尊ばれてきました。
 時恰も、二十五代武烈天皇が崩御され、皇嗣ぎが居られなかったので、 諸大臣が相談し幾度となく男大迹王を天皇として御迎えに参り、遂に 二十六代天皇の御位に即かれました。
 此の時天皇は、越前の国を離れるに当たり、この地を慕い、また後に 残す人々のことを心配されるあまりに、「末永く此の国の守神に成ろ う」と、自ら御生霊の此の宮に鎮め、御子馬来田皇女を斎主とされ、都 に立たれました。皇女は天皇の御霊を大宮地之霊を守護り、阿須波の 神名により足羽宮と称え奉ることになさいました。福井、足羽郡、足羽 川等の名も皆、御神名に起縁している訳です。
御神徳 多くの人が何事によらず御報告申し上げ、お願いやお祈り して御守り頂きますが、昔より左記に関する祈願には特に尊い御恵を 頂けるとされています。
継体天皇越前開闢之祖神、産業開発興隆、商売繁盛、工事安全、子授け、安産、子孫繁栄
大宮地之霊朝廷宮中の守護神
生井神、福井神、綱長井神井戸の神、水の神
阿須波神足場の神、旅行・交通守神、工事安全守神
波比岐神門の神、人の出入りを守護、災難除守神
脇殿の神天満宮、愛宕神(火の神)、えびす神、大黒神、薬師神
神宝神社足羽神社に合祀。明治維新の元勲由利公正子爵が拝領した明治天皇が御即位式に御着用の刀、束帯と御鏡を祀り、明治天皇の御聖徳を称え奉る。
人麻呂神社足羽神社に合祀。万葉歌人柿本人麻呂命を祀り、文字の上達、文学、学問の守神

−境内案内板−



【 足羽神社 (福井市足羽) 】

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