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宇志比古神社
うしひこじんじゃ
徳島県鳴門市大麻町大谷字山田66
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式内社 阿波國板野郡 宇志比古神社 |
徳島県鳴門市にある。
JR阿波大谷駅の西500mの位置。
当社の西すぐに阿波神社が鎮座している。
12号線(鳴門池田線)のすぐ側に鳥居があり、
馬場が北へ、約400m延びている。
馬場の先に随神門があり、階段の上に社殿がある。
拝殿後方がなだらかに上り、流造の本殿が鎮座している。
拝殿内の隅には、神輿が置かれていた。
創祀年代は不詳。
式内社・宇志比古神社の論社の一つ。
天正年間(十六世紀末)長曽我部元親の乱入により
社殿、古記録、社宝を焼失したが、のちに再興された。
『式内社調査報告』では、
当社は、近郷十三ヶ村の信仰をあつめ、
中古より、明治までは八幡神社と称していた。
『明治神社誌料』では、
当社は、昔八坂神社と称しており、
「牛ノ宮」と呼ばれた祠ではないか、とされている。
神紋は「違い矢筈」。拝殿の瓦についており、
『全国神社名鑑』にも「矢筈」とあった。
が、拝殿内の提灯や幕には、「橘」がついていた。
当社を探しながら、車で走っている時に、
少し雨が降りはじめたのだが、馬場に車を乗り入れ、
随神門前に駐車した時には、雨は止んでいた。
参拝後、また降りはじめたので、しばらく車中で時間を潰す。
鳥居 | 神門 |
拝殿 | 拝殿内にあった神輿 |
本殿 |
参道階段 | 拝殿扁額 | 提灯に神紋? |
この神社は明治三年まで八幡神社であったが、同年九月
三日突如として民政局より「大谷八幡神社は向後宇志比古
神社として奉祀候事」との御奉書を賜はり社名を改稱した
と神職は傳へてゐる。 (略)氏子の半数は今日なほ「八幡様」と呼んで崇敬してゐる。 −『式内社調査報告』− |
【 宇志比古神社 (大谷) 】