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天香山神社
あめのかぐやまじんじゃ
奈良県橿原市南浦町608
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式内社 大和國十市郡 畝尾坐健土安神社 大 月次新嘗 |
奈良県橿原市にある。
天香久山の北麓の南浦町に鎮座。
鳥居をくぐり参道を進むと拝殿があり、
拝殿の後方、一段高い位置に本殿。
本殿横に、2つの境内社の祠がある。
本殿の後ろに、巨石が屏風状に三枚あり、
それが石座と考えられているらしいが、
あったといえば、そんな気もするが、
本当のところ、気付かなかった。
延喜式 京中 卜庭神・久慈眞智命神の本社にあたる。
大和國十市天香山坐櫛真命神。
延喜式に葉「元名大麻等乃知神」とある古社。
『日本書紀』神武天皇紀に、神武天皇東征の折、
菟田の八十梟帥を征討する時に、天神が夢に現れ
「天香山の杜中の土で平瓫、厳瓫を作り天神地祇を敬祭せよ」と教えたとあり、
当社は神武天皇が縁の社とされている。
本殿左右の境内社は、どちらがどちらかは分からないが
春日神社と八幡神社のようだ。
境内入口の鳥居 | 拝殿 |
本殿 |
本殿 |
境内社 | 本殿 | 境内社 |
天香山神社 奈良県橿原市南浦字天子。旧村社。 天香山坐櫛真智命神社、天香山坐四処神社とも。櫛真智命を祭神とする。神武紀に菟田の八十梟帥を征討するのに、天神が夢に「天香山の杜中の土で平瓫、厳瓫を作り天神地祇を敬祭せよ」と教えた、とある。『延喜式大、月次新嘗』『亀相記』に上古亀卜を掌る神とみえ、貞観元年(八六〇)従五位上(『三代実録』)天平二年(七三〇)神田一町寄せらる(大和国正税帳)。宮座二座あり。旧正月五日、五月一〇日に神事あり。南浦にある左坐では、五月一○日前後に、ゴオタク祭というのがあり、座衆が、御湯行事を行い、その後直会でゴオタクの歌を歌う。旧正月五日に、枝つきの川柳の幹の根本を三つ割りし、そこへ生漉紙に「牛玉 天香山大明神 宝印」と刷った牛玉印符をはさむ。また正月一四日神社で雄松と雌松若枝を一本づつ藁にくくった苗松を六○束献じ、座衆に授与する。籾まきのとき牛玉とともに苗代の畔に挿す。一〇月一二日、宮送り神事。 −『神社辞典』− |
【 天香山神社 】