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諏訪神社
すわじんじゃ
静岡県湖西市新居町新居1379  Zenrin Data Com Maps display !!


丸に立梶の葉

式内社 遠江國濱名郡 猪鼻湖神社
式内社 遠江國濱名郡 角避比古神社 名神大
旧村社

御祭神
建御名方命 八坂刀賣命
合祀
天照大神 豊受大神 事代主神 大己貴神 猿田彦神 少彦名神
武甕槌神 經津主神 伊弉諾尊 伊弉冉尊
田心姫命 湍津姫命 市杵嶋姫命

浜名湖の入口、静岡県湖西市(旧新居町)にある。
JR新居町駅の西1Kmに鎮座。
中学校へ向う道沿いに参道入口の鳥居が立ち、
鳥居の左脇に『諏訪神社』の社号標。

数十mの参道を歩くと境内入口の鳥居。
木々に囲まれた境内は、落葉も掃き清められた清らかな空間。
鳥居の正面に社殿が建ち、
境内左手に、いくつかの境内社が並んでいる。

本殿は、拝殿後方に一段高く、
石の垣に囲まれて鎮座。
向拝が付けられていることは確認できるが、
よくわからない。

社伝によると、
景行天皇十九年八月の創祀。
新居宿の総氏神として、
古来延喜式内社浜名五座の一社、
猪鼻湖神社と称え猿田彦神を奉斎していたという。

この記録は、たぶん室町初期の『文和風土記』、
「景行天皇十九年 所祭猿田彦神也」
という記述を根拠としているものだろう。

その後、天正十年三月天目山の戦が終ると、
山本勘助の重臣井口嘉末なるものが、
当地に来住し飯田嘉末と改姓して、
信州諏訪大明神を勧請したことから、
諏訪神社と称するようになったらしい。

このように、当社は式内社・猪鼻湖神社であったと主張しているようだ。

また、当社を式内社・角避比古神社の後継社と考える説もある。
『特選神名牒』には、「角避比古神は津の幸彦の神にして
湖口の開塞を知りて民の幸福を知ります神と云義にて
実は水門の功徳を称へ奉れる御名ならん」とある。

角避(つのさく)は、津の幸らしい。
浜名湖口の西側にあり、社名としては相応しい。
ただし、元の社地、つまり延喜当時の鎮座地は不明。
一般には、地震や海嘯のため、
海中に没してしまったと考えられている。

角避比古神社は、遠江国の大社として、
明治四年に国幣中社に列せられたが、
その論社の中から特定できず、
鎮座地不明のため社格は除かれた。

境内社が幾つか並んでいるが、社名を確認したものは、
八所神社(五男三女神)、秋葉神社、稲荷神社、津島神社、
居森神社、金山神社、社宮司神社、三峯神社、市杵島神社。

社名が確認できない祠も幾つかあるが、
『平成祭データ』には、
万度水神社(大綿津見神海幸彦神天照大神)、
三柱神社(豊聰耳神・手置帆負命彦狹知命
の名が記されている。


境内入口

参道

境内

本殿

拝殿

秋葉神社、稲荷神社、
津島神社、居森神社、
金山神社、社宮司神社、三峯神社



八所神社

市杵島神社

境内社

境内社

境内

諏訪神社
鎮座地新居町新居一三七九番地
御祭神建御名方命 外十三柱
例祭日七月二七日 神事手筒花火
由緒
 式内は景行天皇十九年(約千九 百年前)の創立と伝えられる古社 である。当初は新居宿の総氏神、 猪鼻湖神社として猿田彦大神を奉 斎し、浜辺に鎮座していたが、数 度の天災により宝永五年(一七〇 八)現在地に遷座となる。
 現神社名は井口嘉末なる者が信 州より移り住み、天正年間(一五 九〇年頃)諏訪大明神の御分霊を 合祀したことから、いつしか諏訪 神社と称するようになった。

−社前案内板−



 当社には、建御名方命外十三柱を奉斎し、四社十六柱を合祀している。景行天皇十九年八月の創祀で、新居宿の総氏神として、古来、延喜式内社浜名五座の一社で、猪鼻湖神社と称え猿田彦神を奉斎してあったが、天正十年三月天目山の戦が終るや、山本勘助の重臣井口嘉末なるもの、当地に来住し飯田嘉末と改姓し、信州諏訪大明神を勧請して本社に合祀してから、何時しか諏訪神社と称えるようになった。
 寛永十三年霜月廿四日(諏訪神社の棟札)享保五年五月、宝暦三年六月、安永九年七月、寛政五年五月(猪鼻湖神社の棟札)文化十一年六月(諏訪神社の棟札)これより現在まで諏訪神社と云う。
 本社は、元浜辺に鎮座せられたが、明応、永正の高浪で大元屋敷に遷座し、又元禄四年三月十八日に諏訪山に、宝永五年四月九日に現地に御遷座となる。古来本社は、近郊の人々の尊崇厚く、徳川家康よりは十五石(一町五段一畝十五歩)の寄進を受け(幕末まで)、又、三州吉田城主牧野大学源豊経よりは宝永五年四月九日、現地御遷座の時、作事奉行土肥孫兵衛をして武運長久、息災延命の祈願とともに石燈籠一基を奉納せらる。関所役人も諏訪信仰厚く、神輿渡御の際は関守を始め面番を張って奉迎し、お供の者も此の日だけは自由に立ち入りを許され、参勤交代の諸大名も祭の時は迂回したり、社前通過の時は、お篭から下りて会釈せられたとのことである。祭典の奉納花火は、明和より数十年前から伝わっているもので、遠州十大名物の第一位となっていて現在も中々盛大に行なわれるので、NHK、其の他遠来の客が多くなっている。明治元年十月一日、明治天皇御東行の時諏訪神社拝殿(今の八所神社)は内侍所(賢所)の奉安所となった。
明治六年三月 村社、明治十六年六月十二日 郷社、明治四十年一月十二日 神饌幤帛供進神社に指定

−『平成祭データ』−



【 諏訪神社 (新居町) 】

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