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二宮神社
ふたみやじんじゃ
岡山県真庭市社字於和佐654
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式内社 美作國大庭郡 壹粟神社二座
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岡山県真庭市(旧湯原町)。
米子自動車道湯原I.C.を下りて、国道313号線を北上、
社口ダムのあたりで、56号線(湯原奥津線)へ右折、1・5Kmほどにある。
川を隔てて100mの位置には横見神社が鎮座。
社前の道路が狭かったので、境内に車を止めて参拝。
ところが、車を止めた瞬間、一匹のスズメバチが、
車へ「コツコツ」とアタックを開始した。
しばらく、中から見ていたがあきらめないので、
意を決し、スキを見て車から脱出。
急いで車から離れるが、車への攻撃は続いていた。
困ったもんだ。
当社には、式内社五座が鎮座し、
東方1Kmにある刑部・佐波良神社には二座が鎮座。
横見神社とあわせて、この狭い山間部に八座が集中している。
二宮神社の社名は、この式内社が鎮座している三か所の二番目の宮という意味。
二宮神社内の五座のうち、菟上神社だけが本来当所に鎮座していたという。
当社五座に関する由緒の詳細は不明だが、三代実録には以下の記述がある。
貞観五年五月廿八日條
「美作國従五位下天石門別神、壹粟神、大佐々神並授二従五位上一」
貞観六年條
「美作國従五位下久止神、授二従五位上一」
「美作國従五位下菟上神、授二従五位上一」
「美作國従五位下長田神、授二従五位上一」
拝殿の後ろへまわると、四つの社殿があり、
左(西)から長田神社、菟上神社、壹粟神社・大笹神社、久刀神社の順に並んでいる。
社殿の大きさのバランスで見ると、中心に、壹粟神社・大笹神社。
菟上神社と久刀神社が脇宮で、長田神社は境内社といった感じだ。
壹粟神社の扁額には、五座の名が書かれている。
社頭 |
拝殿 | 境内社 |
四棟並んだ式内社 |
長田神社 | 菟上神社 |
壹粟神社・大笹神社 | 久刀神社 |
その後、横見神社を参拝し、戻ってくると、蜂はいなくなっていた。
なんだったんだろうか。