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和氣能酢神社
わけのすじんじゃ
島根県隠岐郡隠岐の島町下西八王子1607
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式内社 隠岐國周吉郡 和氣能湏命神社 |
隠岐島後、西郷にある。
玉若酢命神社の脇の小道を奥へ500mほど。
道は狭いが自動車でも行ける。
鳥居をくぐり、階段を登ると境内。狭い。
社号は「和気能須神社」「和気能酢神社」などの漢字が用いられている。
創祀年代は不詳。
式内社・和氣能湏命神社に比定されている古社。
昔は、松尾明神と呼ばれていたようだ。
京都の松尾大社と同様に酒造の神とされ、
社名も、和氣能酒と書かれている場合がある。
祭神は和氣能須命。
また、隠岐別として隠岐の統治にあたったとされる
景行天皇第五皇子・大酢別皇子とする説がある。
神紋の瓢箪も、酒にちなんだものだろうか。
参道脇は、細く高い木々。
こじんまりとした神社だったが、
静かに見下ろす感じが印象的だ。
社前には小川が流れている。
鳥居 |
参道 | 社殿 |
社殿 | 社殿扁額 |
本殿 | 参道、上から |
明治四年の『島後舊社取調帳』松尾大明神の條
に、「此社は式内周吉郡和氣能須ノ命神社なる由舊記にしるせり。
國内神名帳にも和氣能酒大明神とあり」
「人家を離れて高き所ニ在。中ノ大社ニて拝殿参籠所
あり。此村の産神、并ニ八田村も此社の産子也。造営村中
懸リ棟札ハ元和六年建立とあり」とある。『隠州神名帳』
に「從一位和氣能酒大明神」とあるが、これはいはゆる宗
源宣旨であろう。明治五年村社に列せられる。
−『式内社調査報告』− |
【 和気能須神社 和気能酢神社 】