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一宮神社
いちのみやじんじゃ
徳島県徳島市一宮町西丁237

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式内社 阿波國名方郡 天石門別八倉比賣神社 名神大 月次新嘗 |
徳島市の西部、国府町の南にある一宮町にある。
徳島市内から438号線を南西へ進み、
上八方町から西へ真直ぐ、4Kmほど進むと、
四国霊場十三番札所である大日寺があるが、
その正面に鎮座している。
早朝6時前の参拝だったが、付近に住んでいる方がお参りしていた。
また、大日寺境内では、巡礼の方が休んでおられた。
札所巡りには良い季節なのかもしれない。
神社の東には、一宮城跡のある山(144m)があり、
頂上に本丸城跡があり、散策コースになっているようだ。
山を下って、橋を渡ると、当社の鳥居がある形。
神紋は、「稲束丸」の中に「粟」の字。
丸の部分は粟だと思ったのだが、「神社名鑑」では稲束とある。
僕としては、粟であって欲しい気がするんだが。
往古より一宮大明神として崇敬された古社。
大日寺は、正式には大粟山大日寺というが、
大粟山というのは、当社の本社である上一宮大粟神社の
鎮座している山の名前だ。
『中世諸国一宮制の基礎的研究』では、
当社も阿波國一宮の候補として挙げられている。
当社のように、徳島の神社は寺院の側にあることが多いようだ。
大粟山では、神宮寺と隣り合わせに鎮座していた。
土佐でもそうだったが、徳島でも、あちらこちらで巡礼の方にお会いする。
道路に面した入口を入ると正面に
大きな燈籠があり、右折して境内に入る。
社殿は東向き、朝日を浴びて鎮座している。
拝殿左手には、多くの境内社が祀られている。
確認したのは、若葉神社、社日、猿田彦神社、天神社、
大己貴神社・事代主神社、宗像神社、若宮神社、眾灵(シュウレイ)神様。
若葉神社は氏子中の戦没者を祀ったもの。
若宮神社は歴代一宮城主を祀ったもの。
眾灵(シュウレイ)は衆霊のことで、氏子の祖霊を祀ったものらしい。
『徳島県神社誌』によると境内社は以下の通り。
若宮神社・秋葉神社・宗像神社・天神社・地神社・
猿田彦神社・大己貴大国主神社・若葉神社。
社殿の右手が道路で、十三番札所・大日寺がある。
入口 ![]() | 鳥居 ![]() |
境内 |
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本殿 | |
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境内社 ![]() | 境内社 ![]() |
大きな燈籠 ![]() | 境内 ![]() |
一宮神社略記
−境内案内− |
