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大川上美良布神社
おおかわかみびらふじんじゃ
高知県香美市香北町韮生野大宮243

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式内社 土佐國香美郡 大川上美良布神社 |
高知県香美郡香北町(現香美市)、国道195号線沿いにある。
高知市方面から向かうと、右手に道の駅美良布や
新しくできたアンパンマンミュージアムが目印になる。
その向かい、道路左手の小川の前に鎮座。
周囲を山々に囲まれた盆地の中央を流れる物部川の側にある。
国道195号線は、物部川に沿って流れており、
国道と物部川の間。社名の「大川上」は、
この物部川川上という意味になる。
戦国時代の棟札では、「大河上宮」「川上大明神」とある。
「美良布」は、「びらふ」あるいは「みらふ」と読まれ、
「みら」は「にら」の古語。
当地は、韮生野。つまり、韮の群生地としての名称。
国道から少し坂を下り、小川を渡ると社前。
境内は広く、社殿も大きく美しい。
本殿には多くの彫刻が施されている。
境内に入って正面に拝殿・本殿があり、
社殿には多くの彫刻が施され、見ていて飽きない。
拝殿左手に渡り廊下があって、社務所と繋がっている。
境内の通夜殿内には、回り舞台があり、狂言が催される。
御神木の杉は、40mの高さで、樹齢1000年という。
社域 |
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鳥居 ![]() | 境内入口 ![]() |
境内 |
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拝殿 ![]() | 社殿 ![]() |
本殿 ![]() | 拝殿扁額 ![]() | 本殿 ![]() |
本殿彫刻 |
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社殿から鳥居と御神木 |
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若宮神社 ![]() | 御崎神社 ![]() |
通夜殿 ![]() | 琴平神社 ![]() |
正一位大川上美良布神社の略記 香美郡 香北町韮生野大宮二四三番イ号 地に鎮座。主祭神は大田々称古命で、このほ か縁故深い大物主命、活玉依比売命、陶津耳命、櫛御方命、飯肩巣見命、美良比売命、 健甕槌命を合祀。 今から約二千年前の崇神天皇の時代に疫病 が流行して万民が苦しんだ時、天皇は大物主 命のお告げによって大物主命の子孫の大田々 称古命に神々を祭らせ、それ以来疫病が治ま って人々は安んじて生活できるようになった といわれている。当神社の創建は今から約千 五百年前の雄略天皇の時代といわれているが 定かではない。しかし仁明天皇の承和八年以 前より祭られていたという古い記述がある。 当神社は延喜式の式内社で県内では二十一社の 一つの由緒深い神社で古くから韮生郷の総鎮 守として崇敬されて来た。嘉永五年十二月二 十四日勅宣により神階正一位を授けられてい る。 当神社の現在の社殿は明治二年に落成、当 時の名工島村安孝、坂出定之助、原卯平、別 役杢三郎等によって建てられ拝殿、幣殿、本 殿には立派な多く彫刻が残されている。この 社殿は高知県保護文化財に指定されている。 夏祭 七月二十七日、七月二十八日 秋例大祭 十一月二日・十一月三日 −境内案内板− 漢字は、案内板そのままを記載 |
【 大川上美良布神社 】
