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建布都神社
たけふつじんじゃ
徳島県阿波市市場町香美字郷社本18

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式内社 阿波國阿波郡 建布都神社 |
徳島県阿波市(旧市場町)にある。
吉野川の北岸、旧市場町役場の南東2Kmの香美に鎮座。
吉野川沿いの道を走っていると、水田の向こうに
木々の茂った小さな丘がある。その丘全体が境内。
境内入口は南側。階段を上ると正面に社殿がある。
入口から社殿までの参道の左手に、
山神宮・天満宮と記された石が祀られ、
境内右手の草叢の奥に、『応安の板碑』が隠れていた。
当社の創建は不詳。
以前は、平治権現と称し、通称は「おへーしさん」。
八幡神社との式内論争の末、明治に、現社名に復称したもの。
祭神の建布都神は、奈良の石上神宮祭神と同じく、
武甕槌神の帯びていた霊剣で、当社は物部氏ゆかりの神社。
吉野川南岸には忌部氏の勢力があり、
川を挟んで対峙している形は、興味深い。
『応安の板碑』が立てられている境内右手(東側)は、
小さな墳丘らしい。
応安2年(1369)に法眼定金というものによって
板碑が造立された。
神紋は、『全国神社名鑑』によると剣菱。
ただ、現地で確認できなかった。
祭神が霊剣なので、剣を使用しているのは間違いないだろうが、
では、どのような形の剣菱なのか、不明。
とりあえず、一般に使用される四つ剣菱を載せておく。
社域の丘 |
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境内入口 ![]() | 鳥居 ![]() |
境内 |
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境内社の石 ![]() | 社殿 ![]() |
史跡 建布都古墳 ![]() | 本殿 ![]() | 応安の板碑 ![]() |
境内の巨木 |
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【 建布都神社 (阿波市郷社本) 】
