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八幡神社
はちまんじんじゃ
徳島県吉野川市川島町児島前池北49

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式内社 阿波國麻殖郡 秘羽目神足濱目門比賣神社二座 |
徳島県吉野川市川島町にある。
JR学駅のすぐ北の児島にあり、
通称は、地神さん(ちんじんさん)。
吉野川沿いに東西に走る192号線から一本南の車道の南に境内がある。
ということで、境内入口は北側だが、
境内に入って右を向くと正面に鳥居と社殿。
よって、社殿は東向き。
境内中央に拝殿があり、後方にこぶりの本殿。
拝殿の左に、石祠の境内社が並び、
拝殿の斜め前には、社日が三本立っているのが珍しい。
当社案内の年中行事にも、春秋の社日祭が記載されているところを見ると、
当社では、社日が重要なのだろうと想像できる。
当社の創建は不詳。
式内・秘羽目神足濱目門比賣神社二座の論社の一つ。
『川島町史』に、「蜂須賀氏が阿波を領するにおよび、
式内日羽女神社の社号は差し支えありとして、
改称するように申し渡されたので、やむなく誉田別命を合祀して、
鎮守八幡神社と改称したといわれていて・・・」
と記載されているらしい。
「秘羽目神足濱目門比賣神社二座」とは、
秘羽目神と足濱目門比賣神の二座を祀る神社の意だが、
秘羽目神は、「秘羽目門比古神」の略称で、「千濱の門の比古神」。
足濱目門比賣神は、「葦濱の門の姫神」。
つまり、河濱の門を司る男女神で、水防の神だという。
ところで、当社には社日が三本もあり、
春分・秋分には社日祭が行われている。
案内板には、春分の社日祭は、「春社」。
秋分に社日祭は、「秋社」というとある。
水辺の水防の神で、春社・秋社を重要神事としているところから、
信濃国の諏訪大社(春宮・秋宮)との関連を、想起するのは僕だけか。
拝殿左の石祠は、手前から、
こづきの神さん、天神さん、
そして、祇園さんと野神さんの合殿で、合計三つ。
八幡神社なので、神紋は巴だろうと思うのだが、
社殿には、三階菱が付けられていた。何故だろう。
境内 |
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境内左手の境内社 ![]() | 拝殿 ![]() |
本殿 ![]() | 拝殿前に三本の社日 ![]() | 本殿 ![]() |
八幡神社の主な年中行事
−拝殿案内板より抜粋− |
