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大野神社
おおのじんじゃ
愛媛県今治市玉川町大野字森37

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愛媛県今治市(旧玉川町)にある。
今治駅から317号線を南西に8Kmほどの大野に鎮座。
317号線から、小川に沿って少し北へ入ると、南向きに鳥居が立つ。
社前の社号標には「式内名神 大野神社」と刻まれているが、
延喜式での名神社ではない。
階段を登ると、狭い境内があり、正面に社殿。
後方の本殿は、覆屋の中にあるようだ。
境内左手には、祠が一つあり、
中に、以下の境内社が並んで祀られている。
幸神社、大己貴神社、田中神社、天満宮、大山咋神、大山積神。
境内社の扉は7つあるが、名前が記されていたのは6つだけだった。
もう一つは若宮社だろうか。
社殿の左手には、意味ありげな石組みがあるが、
古いものではなさそうだ。
創祀年月は不詳。
三島若宮・鴨部明神・田中大明神とも称していた。
現在、境内社に、この若宮社・田中社がある。
昔は、300mほど上流に社地があったが、
寛文の頃に現在地に遷座したという。
祭神は、大山積命・上津姫命・下津姫命の三柱に、
大穴牟遲命・少毘古那命を配祀。
『豫州二十四社考』では、大己貴命一座。
『豫陽郡郷俚諺集』では、愛媛面影。
『神名帳考證』では、大山津見・野椎神としている。
「大野」の社名からの類推であるような、ないような。
当社は、悪虫除け・悪病除け・諸病平癒の守護神として崇敬されている。
社殿の瓦には、亀甲の大文字。
社名から取られた神紋だと思うが、
亀甲を用いている点が、出雲風であり、
大己貴命を意識しているのかもしれない。
境内入口 ![]() | 参道 ![]() | 社号標 ![]() |
社殿 |
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境内社 ![]() | 社殿 ![]() |
石組 ![]() | 本殿 ![]() | 社殿から参道 ![]() |
御祭神 大山積命 延喜式内大野神社の創立されましたのは、宇多天皇の御代、 寛平九年(皇紀千五百十七年)。寛平六年には 菅原道真公の進言で遣唐使廃止。国風文化の盛んな頃です。 境内社 若宮社 天満社 幸ノ宮 日吉神社 大己貴神社 田中神社 −拝殿張り紙より− |
【 大野神社 (玉川町) 】
