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高越神社
こうつじんじゃ
徳島県吉野川市山川町木綿麻山4
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式内社 阿波國美馬郡 伊射奈美神社 |
徳島県吉野川市山川町にある。
山川町の南西に聳える高越山・1122m、別名阿波富士の山頂に鎮座。
吉野川に沿って走る192号線から、
阿波山川駅あたりで南下し、193号線へ。
途中、案内板に沿って高越山方向を目指し、
「こうつの里」を経由して奥野井方面へ。
「少年自然の家」や「船窪つつじ公園」を越えてドンドン登ると、
高越山山頂近く、高越寺の駐車場に到着する。
駐車場から約20分の山道(高越寺参道)を歩くと、立派な高越寺がある。
高越寺参道入口 | 左 三面大黒天 右 高越大権現 |
高越寺参道 |
高越寺山門 | 山門から高越寺 |
高越大権現に山王鳥居 |
高越寺境内の左手に、上に続く石段があり、
石段の上に、木製の鳥居が立ち、「高越神社」の扁額。
石段を上り、参道を歩き、さらに石段を上ると、高越神社境内がある。
高越寺の立派さから比べると、寂れた印象は拭えない。
そんな境内だが、雑草は刈り取られ、手入れをされていることはわかる。
高越山は、「オコーツアン」と呼ばれ親しまれている阿波の霊山。
役行者による開基で、弘法大師も修行した山。
明治の神仏分離までは、高越神社は、高越寺と同体で
高越権現と呼ばれていたが、
現在、高越権現は高越寺に祀られている。
高越神社は、川田の八幡神社に合祀されたが、
明治三十五年、再び、現在地に祀られ現在に至る。
創祀年代は不詳。
社伝によれば、
当地を開拓した、忌部の祖・天富命が
その祖神を、山頂に祀ったとされ、
忌部の里の霊山として崇敬されてきた。
八月十八日に行われる夏祭(十八山)では、
山頂一帯に法螺貝が鳴り響くらしく、
女性の山頂登拝は禁止され、女性は山門横の女人堂にこもるという。
拝殿の中の幕に、宝珠の紋が付いていた。
お椀に盛られた三つの宝珠の紋が、珍しい。
高越神社参道入口 | 鳥居扁額 | 高越神社参道 |
高越神社社殿 | 高越神社社殿 |
高越神社本殿 |
−社前案内板− 霊峰高越山は海抜一一二二米 大古より山伏の修練の 道場として一三〇〇年の昔 役之行者小角が開基して 本尊蔵王権現脇仏千手 観音を祀り以来吉野川に 沿いて住む住民はオコーツアン と仰ぎ弘法大師若き頃 登り修行の遺跡あり 又 天下の武将は向一倍の力を授 かるとの信仰があり国守の祈 祷所として又庶民の信仰を あつめ今日まで法燈が続いている −高越寺参道案内板− |