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飯神社
いいじんじゃ
香川県丸亀市飯野町東2山根20

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香川県丸亀市にある。
丸亀・坂出市・飯野町の境界にあり、
讃岐富士とも呼ばれる、秀麗な飯野山(421m)の南西麓。
路地奥の林の中に参道があり、入口の鳥居が立つ。
境内の南側に車道があるので、車の場合は南側から入るが、
徐々に見えてくる飯野山を眺めながら、この参道を歩く方がよい。
車道側にも鳥居が立ち、祓殿、神門と続く。
神門の正面に拝殿、その後方が本殿で、
境内は飯野山の右手に見る配置。
創祀年代は不詳。
『古事記』国生みの条に、
「次に伊予之二名島を生みき、
この島は身一つにして面四つあり。面毎に名あり。
かれ、伊予国を愛比売と謂ひ、
讃岐国を飯依比古と謂ひ・・・」
とあるとおり、祭神は、讃岐国の国魂神である。
また、『播磨国風土記』飯盛山の条に、
「飯盛山、讃伎の國宇達の郡の飯の神の妾、
名は飯盛の大刀自といふ。
此の神度り来て、此の山を占めて居りき。
故、飯盛山と名づく。」ともある。
往古、飯野山の山頂に鎮座し、
その後、中腹、山麓へと遷座したという。
境内には幾つかの小祠と、飯天神。
菅原道真が国司として土地に在任中から崇敬し、
京へ帰る時に、自ら木像の作って奉納したという。
現在、相殿に少彦名命を祀るのは、この「天神」によるとも。
神紋は菊紋だが、本殿瓦には「飯」の文字も付いていた。
讃岐富士・飯野山 |
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参道 ![]() | 参道 ![]() | 参道 ![]() |
参道の祓殿 ![]() | 神門 ![]() |
境内 |
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拝殿 ![]() | 拝殿 ![]() |
神門横の木 ![]() | 本殿 ![]() | 境内右手に飯天神社 ![]() |
飯天神社 ![]() | 境内社 ![]() |
飯神社 丸亀市飯野町山根二〇 予讃線丸亀駅五粁 祭神 国魂(飯依比古命・少彦名命) 例祭 一〇月五日・六日 神紋 菊 建物 本殿檜葺・拝殿瓦葺(市文)神輿倉・随神門・社務所・氏子会館 境内 一七二四坪 末杜 五社 氏子 一三〇戸 崇敬者 一五〇〇人 神事と芸能 祈年祭(二月六日)新嘗祭(一二月六日) 由緒治革 延喜神名式で讃岐国の小飯神社として 当国の式内二四社の一つであった。祭神の飯 依比古命は、讃岐国国魂神という。仁和四年 神階従五位上を授けられた。往古は山上に鎮 座し、中古には山腹に迂座し、更に後年は山 麓に迂座した。天正年間兵火にあい、元和八 年再興し、再度寛文元年再興した。大正一〇 年県社に列した。 −『全国神社名鑑』− |
【 飯神社 (丸亀市) 】
