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葛木男神社
かつらぎおじんじゃ
高知県高知市布師田字西谷宮ノ辺1358
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式内社 土佐國土佐郡 葛木男神社 |
高知市布師田、南国市との境で、国分川の北側にあり、
神社の裏山に高知刑務所がある。
国分川側にある入口鳥居から参道を北に進むと、
さらに鳥居・階段があり、その奥が境内。
山麓の神域で、鬱蒼と茂った樹木によって、
快晴のこの日でも、境内はやや暗め。
静寂の神域であるが、この地に遷座したのは明治の頃。
元は、葛木咩神社と一緒に下附付近にあった。
創祀年代は不詳。
式内社・葛木男神社に比定される古社。
高結大明神宮、高魂大明神宮、高結社とも称された神社。
祭神には諸説ある。
1) 葛木直と関係があり、
葛木直は高魂命五世孫剱根命の後裔であって祖神を祀る。
2) 一宮・布師田は、斎部一地族の居住地であり、
その祖・高御産巣日神を祀る。
3) 布師田は、布師氏の居住地であり、
布師氏は武内宿禰の子、葛城襲津彦命を祖とする。
葛木咩神社と対に祀られている点で、
葛城襲津彦命が有力であろう。
国分川堤防沿いに道路が東西に走っている。
葛木橋の少し東に境内入口。
正月五日の参拝だが、境内は無人。
だが、拝殿には灯りが灯っていた。
昼でも暗い境内は、清涼感が漂っている。
社域 |
境内入口の鳥居 | 参道 |
参道鳥居 | 参道階段 | 参道の木 |
境内 |
拝殿 | 本殿 |
階段下の稲荷社 | 境内の石 |
拝殿 | 拝殿 | 何か祀られてた |
葛木男神社由緒記 祭神 高皇産霊神 当神社は延喜式内社で土佐国二十一座の一である。 古来より布師田の総鎮守であり、中古高結大明神と稱す。 即、高皇産霊神の五世の孫、剱根命の後裔 布師臣、武内宿彌の男葛城襲津彦命を祖と する葛城氏は布師の仕事を営むかたわら生活の 糧を得るため生い茂った原始林に斧を入れ岩石 や木根を起して汗と涙で開拓し氏族の永住の地と 定め太祖高皇産霊神を氏神として奉祀したもの である。近世は布師田金山城主石谷民部少輔 源重信も太祖神を斉祭りすものである。 布師田に布師臣なる人の住む里なるが故に布師田と唱へ 今の地名となりたりと伝えられる。 式内社葛木咩神社は昭和四十七年十二月合祀 したものである。 −境内案内板より− |
【 葛木男神社 】