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赤田神社
あかんたじんじゃ
徳島県阿波市土成町成当字大場1450

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式内社 阿波國阿波郡 建布都神社 |
徳島県阿波市(旧土成町)にある。
旧土成町役場の南西2Kmの土成町成当に鎮座。
四つ角交差点の北西角、小学校の隣に参道入口の鳥居が立ち、
緑のアーチでできた参道を西へ200mほど進むと
突き当たりには、社域の森。
森の前にも鳥居が立ち、その奥に境内がある。
車で、参道をここまで来たが、停める場所が見つからなかった。
学校を回り込むように進んで行くと行き止まりだったので、
そこに車を停めて参拝。
境内に入り、階段を上ると社殿がある。
拝殿の後方に、流造の本殿。
拝殿が少し傷んでいる印象だったが、本殿は均整の取れた美しいフォルム。
創祀年代は不詳。
式内社・建布都神社の論社の一つ。
阿波の建布都神社に関しては、日本書紀に、
神功皇后が三韓征伐の前途を占った時の記述がある。
まず現れたのが伊勢皇太神であり、次に現れた神が答えて曰く、
「幡荻穂出吾也、於尾田吾田節之淡郡所居神之有也。」
つまり、尾田の吾田淵の阿波郡の神。
この吾田が、赤田の意味であるといい、
節がフチ=フツで、建布都の神である。
『式内社の研究』には、赤田社の後丘には
勾玉を多く出土した大古墳があったと書かれている。
よって、古代の文化地帯であったのだろう。
社殿に、丸の中に五枚笹が刻まれた紋が付いていた。
また、笹の下に「叮」の字のような文字もついていた。
資料がないので、その意味や由来はわからないし、
はたして、神紋であるかどうかも不明だが、
面白い紋なので、載せてみた。
参道 ![]() | 境内 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 拝殿 ![]() |
本殿 |
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【 赤田神社 (阿波市) 】
