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太祝詞神社
ふとのりとじんじゃ
長崎県対馬市美津島町加志字京ノ原512

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式内社 對馬嶋下縣郡 太祝詞神社 名神大 |
長崎県対馬市にある。
下対馬の北部、加志の奥にある。
382号線から西へ進み、田ノ浜あたりで南へ。
1.5Kmほど進むと、車道の脇に境内がある。
加志岳の東麓にあたる場所。
境内は広く静かで、森林の中にある雰囲気。
境内入口の鳥居をくぐり、
参道を進み幾つかの鳥居をくぐると社殿。
拝殿の後方には流造の本殿がある。
参拝は早朝。
少し朝靄の残る境内が瑞々しい。
創祀年代は不詳。
延喜式、京中 大詔戸命神の本社にあたる神社で、
式内社・太祝詞神社に比定されている古社。
両部神道の時代には加志大明神と称していたが
明治初年に社号を改めた。
当社は、雷大臣命の家跡であり、
境内に墓があるという伝承がある。
社域 |
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境内入口 ![]() | 参道 ![]() |
境内 |
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本殿 ![]() | 拝殿 ![]() |
雷大臣命の墓? |
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当社の由緒は、神社明細帳に、
神功皇后新羅を征し玉ふ時雷大臣命御軍に従へり。新
羅降屬して凱還の後津島縣主となり韓邦の入貢を掌
る。對馬下縣郡阿連村に房り祝官をして祭祀の禮を教
へ太占、亀卜の術を傳ふ。後加志村に移る。今太祝詞
社の合祭す。明治七年六月村社に列せらる。
とあるが、当社の地が雷大臣の家跡なりと語り、境内にそ
の墓と傳へる宝筐塔がある。
−『式内社調査報告』− |
【 太祝詞神社 】
