![]() |
|
|
佐肆布都神社
さつふとじんじゃ
長崎県壱岐市芦辺町箱崎大左右触1146

|
|
式内社 壹岐嶋壹岐郡 同佐肆布都神社 |
芦辺港から北西へ、勝本方面へ延びる23号線を1Kmほどにある。
社伝によると、弘仁二年(811)冬十月朔日の勧請。
昔は、平江大明神と称されていた。
延喜式・壹岐郡には佐肆布都神社が二社あるが、その一つ。
社名は、『式内社調査報告』では「サシフツ」と訓があるが、
『芦辺町史』には「サツフト」とあった。
「肆」の字は、「シ」なのだが、『芦辺町史』に従う。
二面が道路に面した開放的な境内で、氏子の方が一人、作業をしていた。
神紋が分からず、お聞きしたが、ご存知ではなかった。
拝殿の瓦には、『小槌』があったのだが、氏子の方が知らないので、
神紋としては、用いられていないのだろう。
鳥居 ![]() | 境内と社殿 ![]() |
境内 |
![]() |
境内社の石祠 ![]() | 本殿 ![]() | 本殿 ![]() |
位置 芦辺町箱崎大左右触 祭神 武甕槌命、高貴神、天照大神、猿田彦命、天鈿女命、甕速日命、樋速日命、経津主命、稜威雄走神、天児屋根命、大己貴神、事代主命 現宮司 寺田達男 由緒 『神社明細帖』に「佐肆布都神社、但式内無氏子。社記云弘仁二年(八一一)冬十月朔日勧請。社地一反 八畝十歩半」、『壱岐国神社田畑帳』に「佐肆布都神社、廿四座内、新田之内ニ而高三斗三舛三合并畑方三舛蒔 付居」と記されている。 延宝の改め以前は平江大明神と言っていたので(『名勝図誌』)、現在でも「おひらえ様」と呼ばれている。延喜式巻 十の壱岐島二四座の一に佐肆布都神社が見え『壱岐国神社総覧』も当者を延喜式壱岐二四座の内としているが、 『特選神名牒』は「今按神社考に箱崎郷大左右村に平江大明神と云社ありしを延宝の調に大左右の地名を左右大 と上下になして佐肆布都とすと云り沿革考には黒崎村天道宮なりとあれど其證をあけす故今姑明細帳長崎県式内 社記に従ふ」としている。 −『芦辺町史』− |
【 佐肆布都神社 】
