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都々智神社
つつちじんじゃ
長崎県対馬市美津島町今里
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式内社論社 對馬嶋下縣郡 都々智神社 |
対馬の旧下県郡にある。
浅茅湾にある尾崎漁港から、
対馬鹿や対馬山猫の生息する山を越え、
郷埼灯台近くにある都々智神社、通称、郷埼大明神。
約3Kmの行程。道路は狭く悪路。
四輪駆動でなければ注意が必要。
陸上自衛隊郷埼訓練場があり、訓練期間は海から行くしかないようだ。
創祀・由緒は不詳。
明治七年村社となる。
『神社大帳』には、
「或云船上安全之神。
伊奈郷琴崎神社同神。
神体三座。山祇、胡禄御子、恵比須。」
とある。
一説には、郷埼大明神を御先駆神社と解し、
猿田彦神を祭神とする。
また、「津口」の名が、都々智に変化したという説もある。
確かに、当社の位置は浅茅湾の入口にあり、
説得力はある。
境内は木々に埋もれており、蜘蛛の巣が縦横無尽。
鳥居 | 拝殿 |
境内 |
自衛隊訓練所 | 鳥居額 | 本殿 |
尾崎漁港内の大島にも同名神社がある。
対馬では、山頂・海岸に本宮、里に里宮という形態が多いので,郷埼大明神の里宮か。
『神社大帳』に記されているように、
その形態は、上県の胡簶神社を連想される。
胡簶神社は、集落の有る漁港と、山を越えた半島の反対側に1セットに神社があり、
胡簶神社と胡簶御子神社と称している。
ここも全く同じように、漁港と半島の反対側に同名の神社が存在する。
大島への参道は、満潮時には海に沈む。
尾崎漁港の都々智神社 満潮時と干潮時 長崎県対馬市美津島町尾崎737 | |
社域 |
鳥居 | |
【 都々智神社 】