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乙咩神社
おとめじんじゃ
大分県宇佐市下乙女宮本1343

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日豊本線豊前善光寺駅の東へ約2Km弱。
線路の南、黒川側にある赤いレンガに囲まれた神社。
東にある鳥居から階段を登ると境内だが、
境内は雑草に覆われ、鳩や烏の溜まり場となっていた。
四月三日が例祭日で、それから一ヶ月。
社伝によると和銅三年の創祀。
当境内は、「方形周溝墓」と呼ばれる五世紀頃の墳墓で、
石棺もあり、この地方における古代の豪族の勢力地だったという。
宇佐神宮に関する、辛嶋氏伝承では、八幡神は、欽明天皇の御代、
宇佐郡辛国宇豆高島(稲積山?)に天降り、大和国の膽吹嶺に移り、
紀伊名草海島、吉備神島と渡って、宇佐郡馬城嶺に現われ、
当社乙咩社、
泉社、
瀬社、
鷹居社、
小山田社、現社地へと移ったとする。
拝殿後方に流造の本殿がある。
境内は雑草が多く、どこが墳墓で、どこに石棺があったのか
ぜんぜんわからなかった。
樹上では、しきりに烏が騒ぐ。
社頭 |
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神楽殿 ![]() | 拝殿 ![]() |
本殿 |
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境内には石祠が多い | |
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御祭神
仲哀天皇(第十四代) 神功皇后應神天皇(第十五代) 比売大神(三女神) 仁徳天皇(第十六代) 日本武尊 天児屋根命 別雷命 御由来
當社は今年より千二百九十年前人皇
第四十三代元明天皇和銅三年現位置
である古代の古墳上に宮柱を鎮め
神籬を設けて仲哀天皇神功皇后
應神天皇の御三柱の御神霊を奉祀
したのが御創建と言ふことになつており
ます又比売大神外御四柱の御神霊
は其の後に合せまつられた神々であります本社は乙比咩社乙咩八幡宮乙咩社な どととなえられておりましたが明治四 年乙咩神社と号することになりました 往昔この地は八幡大神の御神霊御霊幸 の霊地として宇佐八幡行幸会の大儀には しばしば御巡幸あらせ給ひ又朝廷よ り奉幣使等の御参向もあつた程の まことに御由緒の深い神社であります 尚宮下の南にある乙女水(誓水)は 八幡大神御霊幸の際最もゆかりの 深い御霊水と伝えられております 御祭日
平成十一年四月 謹書
−境内説明より− |
【 乙咩神社 】
