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保食神社
ほしょくじんじゃ
長崎県壱岐市郷ノ浦町渡良浦292

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神奈備リクエストにより参拝した神社。
長崎県の壱岐、郷ノ浦にある。
壱岐の南西の港、渡良浦から、さらに数百m南の
神田港の集落内にある丘の上に鎮座。
渡良浦は広い地区で、港も幾つかあり、それぞれの港に集落がある。
まず、渡良浦港周辺で、探したがわからず、
住所番地から、神田の方だろうということで、
神田港の集落で聞き込み。
ところが、ここでも、誰も知らなかった。
「この辺りに神社はありませんか?」
と、聞くと、まず、渡良浦港にある国津神社を教えてくれる。
「保食(うけもち)神社を探しているんですが」
すると、誰もわからないと答える。
「小さいので、金比羅さんがあるが、それしか無いぞ」
ということだったので、字を書いてみると、
「あっ、ホショク神社か。それが金比羅さんだ」
地元では、保食をホショクと読むようだが、
神社名は、金比羅神社と呼んでいるそうだ。
案内されて、訪れて見ると、なるほど、
鳥居扁額には、薄っすらと「保食神社」の文字があるが、
拝殿内には、「昭和四十一年四月二十六日 金比羅神社新築」と書かれていた。
全国神社名鑑には、保食神社で載っているので、
保食神社に、金比羅神社が合祀されたものだろう。
金比羅の方が社名としたはメジャーだし、
神田港にある神社なので、金比羅神社の方が相応しいかもしれない。
創祀年代は不詳。
国津神社の境外末社であったが、
明治に無格社として独立したものらしい。
社殿 ![]() | 社殿横の石祠 ![]() |
社頭 |
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薄くてよく読めない鳥居扁額 ![]() | 社殿内から本殿 ![]() | 本殿と石祠 ![]() |
国津神社の末社であったものを明治時代になってから無格社として独立。
創立年月日は不詳、神田浦の人々は海上の守護神として崇敬し
例祭日の一〇月一〇日には大神楽を奉献していた。
−『郷ノ浦町史』− |
【 保食神社 】
