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嶋大國魂御子神社
しまおおくにたまみこじんじゃ
長崎県対馬市上県町佐須奈字日吉乙170

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式内社 對馬嶋上縣郡 嶋大國魂神御子神社 |
長崎県の対馬にある。
対馬の北側、佐須奈湾の側。
佐須奈で382号線を東へ外れた場所にある。
佐須奈湾は朝鮮半島に近い良港で、対馬の名邑であったという。
境内入口に石の鳥居が建ち、
扁額には「嶋大國魂御子神社」と刻まれている。
参道を進むと、巨木の間に、もう一つの鳥居。
二本の巨木は、ムクロジと大杉で、ともに天然記念物に指定されている。
その巨木の間に階段があり、階段を登ると社殿。
立派な拝殿の後方に流造の本殿がある。
境内に雑草はなくきれいに整備されている。
創祀年代は不詳。
鎮座地名の日吉からも分るように、
以前は日吉山王権現と称していたが、明治初年に改名。
式内社・嶋大國魂神御子神社の有力な論社だが、
当社を、式内社・嶋大國魂神社とする説もある。
祭神は大己貴尊だが、これは、「大國魂」からの発想。
「対馬の國魂の御子」とするのが素直だろう。
神職八嶋家に伝わる伝承には、「八嶋大國魂神」の「八」の欠字とあるらしい。
また、『對州神社誌』には、
「日吉山王権現 正躰薬師木像高サ壹尺」と記されている。
社殿のいたるところに鶴の紋が付けられているので、
明らかに鶴紋が当社の神紋だろう。
社域 |
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入口鳥居 ![]() | ムクロジと大杉 ![]() | 参道階段 ![]() |
拝殿 ![]() | 拝殿 ![]() |
社殿 ![]() | 本殿 ![]() |
本殿左の境内社 ![]() | 本殿右の境内社 ![]() |
島大国魂御子神社は素盞鳴尊の御子大己貴命をおまつりするお宮です。 創祀の起源は不明ですが延喜式神名帳には今から約、壱千百年前の貞観十二年に従五位上の社格を受けたという記録があります。中世には国府日吉の神を合祀して「日吉山王権現」と稱した時代もありました。 古より佐須奈区民の氏神として崇め奉じた先人の心を連綿と受け継いできた由緒あるお社でございます。 −境内由緒− |
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