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高良大社
こうらたいしゃ
福岡県久留米市御井町
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式内社 筑後國三井郡 高良玉垂命神社 名神大 |
福岡県久留米市にある。
東西30Kmに連なる耳納連山の西の端にある、
高良山(312m)の中腹に鎮座。
麓から耳納スカイラインが整備されている。
千栗八幡宮から見た耳納連山
道路脇の駐車場に車をとめ、階段を上ると境内。
履中天皇の御宇の創立と伝えられる。
高良山一帯は、九州の交通・文化・政治の要衝。
往時には、26寺・360坊が存在した、一大聖地でもある。
その高良山には、3つの霊地が存在する。
1つめは、奥宮である水分神社。
2つめは、表参道にある神籠石(馬蹄石)。
3つめは、味水御井神社のある朝妻の泉。
『日本の神々』では、この3つを、上中下の磐座だろうとしている。
祭神、高良玉垂命に関しては、
武内宿祢説、藤大臣説、物部祖神説、
中臣烏賊津臣説、芹田真誰説、新羅神説、
綿津見神説、彦火々出見説、水沼祖神説、景行天皇説
など多くの説があるが、
明治までは、武内宿祢説が主流であった。
境内地は広大。明治までは全山が神域だったが、
明治の神仏分離で削減されたが、今でも33万平方m。
高速側に、石造の一之鳥居があり、ウネウネと車道進むと、途中に二之鳥居。
二之鳥居からの表参道は、車で侵入できないので、
車道をそのまま登り続けると、赤い三之鳥居前に到着。
階段を上ると、正面に社殿が鎮座している。
麓の一之鳥居 | 三之鳥居 |
社号標と三之鳥居、参道の階段 |
階段上の神門 | 本殿と潮井舎 |
本殿 |
社殿の周囲に境内社が並んでいる。
左後方から、市恵比須社(夫婦恵比須神)、印鑰神社(武内宿祢命)。
右手には、高良御子神社と真根子神社(壱岐真根子命)。
高良御子神社は、祭神の九柱の御子を祀っており、
斯禮賀志命、朝日豊盛命、暮日豊盛命、淵志命、谿上命、
那男美命、坂本命、安子奇命、安楽應寶秘命。
真根子神社の社殿は、豊比咩神社の旧社殿。
拝殿 | 拝殿扁額 | 真根子神社 |
市恵比須社と印鑰神社 | 高良御子神社 |
境内の右手に、神木・樟がある。
また、八葉石碑残欠と呼ばれる神籠石。
当社の場合、神籠石には二種類あって、
八葉石と呼ばれる列石と、馬蹄石と呼ばれる祭神縁の石。
これは、八葉石に刻まれた碑文。
神木・樟 | 八葉石碑残欠(神籠石) |
−社頭案内− |