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水守神社
みずもりじんじゃ
福島県いわき市平山崎字辰ノ口12−1  Zenrin Data Com Maps display !!


三つ巴


御祭神
三森治右衞門光豊

福島県いわき市にある。
常磐線・いわき駅の東5Kmの平山崎辰ノ口に鎮座。
夏井川の南、6号線常磐バイパスから西へ進むと、
当社社域の丘が目の前に見えてくる。

境内入口は東向き。
丘の麓に鳥居が立ち、鳥居の右に
「愛谷江開削祖 水守神社」と刻まれた社号標。

鳥居をくぐると、多くの顕彰石碑。
鳥居の右奥に、当社祭神・三森治右衞門光豊の墓があるのだが
うっかり撮影を忘れてしまった。
鳥居の写真の隅にわずかに写ってはいるのだが。残念。

参道を進むと神橋。
当社祭神・三森治右衞門光豊が開いた
愛谷江筋と呼ばれる農業用水が流れている。
神橋を渡ると、長い参道階段。
とにかく長い階段を上ると、社殿のある境内。

境内中央に入母屋造の拝殿があり、
拝殿の後方に流造の本殿がある。

境内の右手には、境内社の養蠶神社・熊野神社。

昭和二十六年の創祀。

当地の灌漑事業に尽力した三森治右衛門光豊を祀る。
三森治右衛門光豊(みもりじんえもんみつとよ)は、
水守治右衛門(みずもりじんえもん)とも呼ばれていたようで、
三森の名や、その業績から水守と呼ばれ尊崇されていたのだろう。

いわき市平は慶安年間の頃、
大旱害におそわれ農作物は全滅の危機に瀕していた。
城主・内藤忠興は、藩士・沢村勘兵衛為勝に命じ、
領内の被害状況を検視させた。

農民たちの苦しみに心を動かされた沢村勘兵衛為勝は、
許可を得て夏井川の用水建設に着工。
苦労の末に用水は完成したが、
奸臣によって不実の罪を着せられて死罪を命じられ自決した。

その沢村勘兵衛為勝を助けて用水を完成させたのが三森治右衛門光豊。
三森治右衛門光豊は寛永十三年(1636)生れ。

沢村勘兵衛為勝自決の後は、その意志をつぎ
大室・大森の二洞を開き水利事業を続けた。

その後、夏井川に堰し愛谷用水を完成させ、旱害の不安を解消した。

三森治右衛門光豊は元禄七年に没したが、
人々は報恩感謝の念を持ち続け、
昭和二十六年創建され、昭和三十年社殿を改築した。
なお、沢村勘兵衛為勝の霊は、澤村神社に祀られている。

参拝を終え、参道階段を下っていると
広々と開けた田園の風景が広がっている。
これも、当社祭神の尽力のおかげなんだろうな
と思いながら車に向かった。


社域の丘

鳥居

右隅に三森治右衛門光豊の墓が

「愛谷江開削祖 水守神社」社号標

神橋と参道階段

境内

社殿

本殿

本殿

養蠶神社・熊野神社

境内から参道


【 水守神社 (いわき市) 】

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