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陸奥總社宮
むつそうしゃぐう
宮城県多賀城市市川字奏社1

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式内社 陸奥國宮城郡 多賀神社 |
宮城県多賀城市にある。
JR塩釜駅の西1.5Km、多賀城駅の北1Km、
多賀城政庁跡から東へ500mほどの位置。
国府跡から鹽竃神社へ向う道の途中にある。
道路脇に南面して鳥居が立ち、
境内に社殿が鎮座している。
11月の参拝で、七五三詣での家族が数組。
公孫樹の黄色や紅葉で美しい境内だった。
色彩豊かな境内で行われる儀式は、
幼い心にどのような思い出となって残るのだろう。
『大日本史神祇志』に
「多賀神社今在市川村曰奏社明神延暦十五年授従五位
日本後紀延喜制二座列小社延喜式」
とあり、式内・多賀神社に比定している。
総社宮の前身が多賀社であって、後に総社となったとする。
多賀神社の論社は四つあり、いずれも多賀城政庁周辺に鎮座している。
境内入口には、陸奥国式内百座の名前と現在の鎮座地が
鳥居両脇に列記されている。
当社の祭神は、これら百座の神々なのだ。
境内、鳥居奥に社殿が鎮座し、
社殿左手には、小さな陶器の社殿が多く並び、
社殿右手には、黄色や赤に色づいた木々が並んでいる。
社号標 ![]() | 境内入口 ![]() | 境内から鳥居 ![]() |
境内 |
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境内社 ![]() | 社殿 ![]() |
本殿 ![]() | 拝殿扁額 ![]() | 本殿 ![]() |
境内 |
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陸奥総社宮 旧村社 多賀城市市川奏社一 東北本線塩釜駅一粁二 祭神 陸奥国一百座の神 例祭 春季(四月一五日〜一九日) 秋季(一〇月一五日) 神紋 一六菊 五三桐 建物 本殿・幣殿・拝殿・神輿殿 境内 一、二〇〇坪 氏子 一、四五〇戸 崇敬者 五、〇〇〇人 神事と芸能 厄歳祭(二月第一日曜日) 松焚祭(一月一四日) 由緒 陸奥国一百座を合祀した陸奥総社で、 奥州留守職伊沢氏が三千刈の斎田を寄進、後 村上天皇がまだ多賀国府に陸奥太守であった 時神護祈念をささげられた。また伊達氏歴世 藩主みずから社参するのを例とした。 −『全国神社名鑑』− |
境内右手に社務所があり、
その奥に、ご神樹が二本。杉と白木蓮だ。
案内には、「手を触れて」とあるが、白木蓮は囲いがあるので、
杉の老木だけだが、手を触れてみた。
少しは幸せになるだろうか。
それとも片手落ちか。
杉 ![]() | 白木蓮 ![]() |
総社宮ご神樹のこと
東北では古くから木蓮の白い花を農作業のめ やすとして「種蒔桜」とも呼んでいました。 又の説に陸奥国府の長官が赴任の際に京より 移し植えられたとも伝えられてます。 ご参拝においでの方々が、この両木に長寿と美し さにあやかるよう、そっと手を触れてお帰りになら れます、あなた様もどうぞこの両神樹の永い歴史 と年月に耐えて来たたゆまざる強さ、そして花満 開期の豊かな美しさにあなた様の限りなき幸福を 祈願して下さい。 (宮司)
−境内案内より− |
【 陸奥總社宮 陸奥総社宮 奏社宮 】
