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大嶋神社
おおしまじんじゃ
宮城県石巻市住吉町1−3−1

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宮城県石巻市にある。
石巻駅の東500mほどの住吉町に鎮座。
旧北上川に面した場所にあり、地図には住吉公園と記されていた。
境内に入ると、鳥居の奥に社殿。
入母屋造の立派な拝殿があり、後方に本殿。
拝殿の扁額には「石巻揔鎮守」とある。
拝殿の右手に境内社が並んでおり、
左から、八幡宮、稲荷・天満宮、虚空蔵堂。
天満宮の横に上に、境内後方の丘に登る階段があり
丘の上には愛宕神社の石祠が祀られている。
で、境内社の八幡宮。
社殿は朱色だが、屋根が水色だった。
創祀年代は不詳。
通称は住吉神社。鎮座地名も住吉町。祭神も住吉神。
式内社・大嶋神社に比定されている古社で
三代実録には「清和天皇貞観五年十月二十九日、
陸奥國勲九等飯大島神云々授従五位下」と記されている。
合祀されている須佐之男神は、
末社九十三社の神らしい。
拝殿の賽銭箱に「木瓜」と「三星」の紋が付けられている。
「木瓜」は祇園社の紋なので、須佐之男神の紋と考えると
「三星」が住吉三神を表していることになるのかもしれない。
社前の川岸に「袖の渡り」という名所がある。
北上川対岸への渡し船が出ていた場所で、
歌枕として有名らしく、芭蕉も当地を訪れており、
弟子の河合曾良の日記に、
「帰りニ住吉ノ社参詣。 袖ノ渡リ、鳥居ノ前也。」
と記されている。
この「住吉ノ社」が当社。
「袖の渡り」のすぐそばには石巻の語源となった「巻石」があるが、
訪問時には巻石に気付かず、特に写真も撮影していなかったのだが
「袖の渡り」写真に辛うじて小さく写っていた。
社前の「神の袖」と「巻石」 ![]() | 「巻石」拡大 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 扁額に「石巻揔鎮守」 ![]() |
社殿 ![]() | 境内社 ![]() |
愛宕社 ![]() | 愛宕社 ![]() |
愛宕社から旧北上川 |
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【 大島神社 大嶋神社 (石巻市) 】
