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温泉石神社
ゆのいしのじんじゃ
宮城県大崎市鳴子温泉字川渡91
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宮城県大崎市にある。
陸羽東線・川渡温泉駅の南西1Kmほどの川渡に鎮座。
47号線を越え、江合川にかかる川渡大橋を渡る。
川渡温泉街に、北向きの路地のような参道の入口がある。
参道を進むと、突き当たりに鳥居。
そこを左に進むと、階段があり、
階段を上ると境内がある。
境内は、緑の草に覆われ、奥に社殿。
拝殿の後方に本殿があるが、
本殿の左手に、陽石が祀られている。
本殿後方に陽石 |
『続日本後紀』に
「承和四年四月戊申。陸奧國言。玉造塞温泉石神。
雷響振動。晝夜不止。温泉流河。其色如漿。
加以山燒谷塞。石崩折木。更作新沼。沸聲如雷。
如此奇恠不可勝計。仍仰國司。鎭謝災異。教誘夷狄。」
と記されている。
承和四年、当地で大噴火が起り、
20丈(6m)ほどの石の根元から
漿(ほおずき)色の温泉が流れ出したという。
よって、その大石の上に社殿を建てて祀ったのが
当社の起源らしい。
ということで、その石を(ちょっと)探してみたが
分からなかった。
参道の途中に「山神」と刻まれた石が祀られ、
鳥居の奥にも石があるのだが、6mの大きさではない。
6mというと大人4人が手を繋いだほどの大きさ。
どこにあるのだろう。
社殿の下(地下)にあるのだろうか。
参道入口 | 突き当たりに鳥居 |
参道と石 | 石 |
社殿 | 社殿 |
社殿 |
由緒
温泉石神社は約壱千百年前に作られた「延
喜式神明帳」に 玉造郡三座の一として登載
されている延喜式内神社である承和四年(八三七年)この地に大噴火が起 り雷響き振へ晝夜止まず 周囲二十余尺の大 石の根元より温泉河に流れその色水漿の如し と 依つてこの石を温泉石神として祀り鳥居 だけがあった 其の石上に承和十年神社を建 立し 大汝貴命 少彦名命を祀り土地の人達 この状を具して朝廷に奏し 明治七年大口村 の鎮守神として村社に列せらる 民生の安定 五穀豊穣祈願 天然の温泉の神恵を感謝して 毎年祭典が執り行われている
−参道案内板− |
【 温泉石神社 (鳴子温泉) 】