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石上神社
いしがみじんじゃ
宮城県東松島市浜市東浮足90

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宮城県東松島市にある。
陸前小野駅の南1Kmほどの浜市に鎮座。
東部運動公園の側にある松林の中に境内がある。
参道入口には石の鳥居が立ち、
参道を進むと、芝生の広場の奥に朱色の社殿が並んでいる。
境内の鳥居の奥に拝殿。
拝殿全体は、他の社殿と同じ薄い朱色だが、
扉は水色で、レトロというかサイケというか
垣の無い緑の境内とともに、一風変った印象だ。
仁和元年(885)の勧請と伝えられる古社。
鳴瀬川河口部に位置する神社で、
河口部にある沖ノ岩・中ノ岩・岸ノ岩を神体とする。
それぞれに、石上・白鬚・二俣の神を祀るという。
ゆえに石上三明神とも称される。
この中の石上神を、桃生郡の式内社・石神社に、
二俣神を、式内社・二俣神社に比定する説があるが、
往古、当地は牡鹿郡であったため、
桃生郡の式内社ではないと、否定されている。
境内社が、二つ三つあるが、詳細はわからない。
『平成祭データ』によると、
愛宕神社(迦具土神)、八幡神社(應神天皇)とある。
ところで、神体岩とされる三つの岩は、今も在るのだろか。
近くまで来ながら確認しなかったのが残念。
地図を見ると、河口部砂浜の近くに沖ノ明神岩という岩がある。
たぶん、これが石上神を祀る沖ノ岩だろう。
また、河口部対岸に白鬚神社という神社がある。
白鬚神を祀る中ノ岩と関係があると思われるが、
白鬚神社の由緒では、
「往古鳴瀬川に三島あり。
沖の明神、中の明神、岸の明神と称し、
各島の頂上には、当社御祭神たる猿田彦の大神を沖の明神に祀り、
布留霊の神を中の明神に祀り、天の賣女の神を岸の明神に祀る。」
とあり、白鬚神(猿田彦神)が沖ノ岩だと記されている。
とにかく、岸ノ岩なども含めて
次回、宮城へ行く時は、必ず確認しようと決意。
参道入口と鳥居 ![]() | 境内鳥居 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 社殿 ![]() |
社域 |
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【 石上神社 (東松島市) 】
