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漆山神社
うるしやまじんじゃ
新潟県村上市蒲萄字矢吹1154−1
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式内社 越後國磐船郡 漆山神社 |
新潟県村上市(旧朝日村)にある。
勝木駅から羽州浜街道(7号線)を南下し、
山北町から朝日村に入り、朝日トンネルに入る手前で、
西側へ入る狭い林道を登る。つもりだったが、
雨が降った後で、急な上り坂には土砂が流れ込んでいて躊躇。
地図を見ると、その林道は、7号線をさらに3Kmほど南下して
蒲萄トンネルへ入る直前に通じているようなので、
そちらからアプローチすることにする。
蒲萄トンネル側の入口から、林道を北上し、蒲萄峠を超え、
ウネウネと狭い道を5Kmほど進んでいくと、
明神川の手前、緑の木々の中に、鮮やかな赤い鳥居がある。
創祀年代は不詳。
現在の祭神は、雷神 龍神 大山祇神。
祭神には異説があり、
明神川そばにあるためか、水神・速秋津日命。
源義家の奥州征伐において、戦勝祈願を行ったことから、武神・武甕槌命。
さらに、越後から出羽へ通じる古道の峠にあることから、峠神・手向神など。
通称は、ヤブキ明神。
一般には、矢葺明神の字をあてる。
これは、源義家奥州征伐の帰路、当社に戦勝報告を行い、
余った矢で、社殿の屋根を葺いたことによるが、
他に、矢武計明神、矢武岐明神、夜深明神などと
記載された資料もあるらしい。
式内社・漆山神社に比定されている古社で、
周囲で、漆が多く採れたことから漆山の社号となったという。
赤い鳥居をくぐり、境内というか林の中へ入ると、社殿が一つ。
社殿の後方には、10mを超える大きな岩が聳えている。
これが明神岩。
社域 | 境内 |
背後に明神岩 |
明神岩 |
【 漆山神社 (村上市) 】