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建岡神社
たておかじんじゃ
山梨県山梨市上栗原854
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山梨県山梨市にある。
山梨駅の南東4Kmほどの上栗原に鎮座。
山梨駅から303号線を南東へ進み、
日川の手前で411号線に入って東へ200mほど。
411号線から少し北へ入った場所に境内がある。
鳥居をくぐると正面に社殿。
拝殿の後方に、赤い屋根の本殿がある。
本殿の右手に石組があり、石碑が何本か建っている。
境内の右手はグラウンドになってるようだ。
社殿の脇に「白山公園」と書かれた石柱が建っていた。
創祀年代は不詳。
社伝によると、推古天皇七年夏の創祀。
白山権現、上ノ宮とも呼ばれ、
建岡神社白山宮、白山建岡神社とも称されており
白山神社としても知られているようだ。
『山梨県神社誌』によると、
三代実録に記されている、仁和元年三月二十七日に正六位上を授かった
建岡神は当社のことであるという。
『甲斐国志』に、式内社・物部神社に関して、
石和町の物部神社、岩手村の大石明神、赤尾村の大石明神の他に
一説として、上栗原村の小市明神を論社として挙げられている。
この「小市明神」が当社のことかどうか確認できていないが、
国学院大学「21世紀COEプログラム 神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成」の
「神道・神社史料集成」では、当社建岡神社が記されている。
ただし、『甲斐国社記・寺記』に、当社建岡神社神主の記している社記では、
当社関連の情報を記した後に、
「同村之内 児市大明神 祭神 児市彦命」とあり
当社とは別に、児市(小市)と呼ばれる小社がある(あった)ようだ。
参拝後に周囲を歩いて見た。
草むらに隠れてお堂のようなものがあったが、詳細は未確認。
社殿の左手に、山梨市天然記念物の藤棚があり
白山神社のフジと呼ばれている。
その藤棚の中に池と二つの小祠が祀られているが詳細は不明。
『甲斐国社記・寺記』には、境内社として
天照皇大神宮、石尊、稲荷、山神、天神、疱瘡神、水神、三嶋権現、
御嶽権現、八幡宮、金毘羅祠、大国主命、事代主命の名が記されている。
社頭 | 境内 |
社殿と藤棚 |
拝殿 | 本殿 |
山梨市天然記念物の白山神社の藤棚 | 藤棚に二つの小祠 |