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佐良志奈神社
さらしなじんじゃ
長野県千曲市大字若宮2−イ
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長野県千曲市(旧戸倉町)にある。
しなの鉄道戸倉駅から西へ。
大正橋を渡って千曲川を越えたところすぐにある。
境内の入口は西にあるので、路地を入って少し回りこむ。
当社の南には、戸倉温泉がある。
創立年代は不詳。
式内社・佐良志奈神社に比定されている古社。
社伝によると、允恭天皇の皇子・黒彦皇子の勧請。
また、神社明細帳によれば、当初、誉田別尊は更級山に鎮座していたが、
仁和3年(878)震災のため、麓の若桜社(当社)に合祀。
正平年中、宗良親王(後醍醐天皇の皇子)の御所であった。
川側にあるためか、広々としてゆったりとした境内。
拝殿前に巨木があり、その周囲にはベンチ。
しばらく座って日光浴。
そんな雰囲気の神社だった。
西の鳥居から木々の間の参道を歩く。
社殿は南向きに鎮座しているので、横から。
拝殿の前には、上部が無くなっている巨木。
ちょっとユーモラスな印象。
鳥居 | 境内 |
社殿 |
拝殿 | 本殿 |
本殿後方に、宝筐印塔がある。
宗良親王(後醍醐天皇の皇子)に従って戦に出た人々が、
死ぬ前に自分たちの墓として立てたもの。「逆修塚」である。
宗良親王の「李花集」に
佐良科の里にすみ侍りしかば、月のいとおもしろくて、
秋ことにおもひやられしことなど、思ひ出られければ、
もろともに をばすて山を超えぬとは、
都にかたれ 更級の月
入口付近の高良社 | 本殿後方の境内社 |
社号標 | 参道の秋葉社 | 境内の天神社 |
稲荷社 | 宝筐印塔 | 参道 |
境内 |
【 佐良志奈神社 】