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大神社
おおがみしゃ
新潟県上越市吉川区尾神401

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尾神岳(757m)の西南麓。
少し登るとパラグライダー場があり、そこまでは車でもOK。
神社名を記したものが見当たらず、しばらくうろつく。
やっと通りがかった地元の人に聞いた。
地元では、「八社様」と言うらしい。
その八社の中に、式内社・大神社が含まれているということ。
境内の中心にある建物が拝殿だと思ったが、
地元の人は、観音堂だと教えてくれた。
観音堂の右後ろの一段高い所に小さな社殿がある。
この中に八社が祀られているようだ。
式内社調査報告では、十三社とある。
創祀年代や由緒は不詳。
八社の中に祀られている大神社が、
式内社・大神社の論社らしいが、
「尾神」からの変化であるとも考えられている。
いずれにしろ尾神山を信仰する社なのだと思う。
鳥居 ![]() | 参道 ![]() | 境内の石 ![]() |
境内 |
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観音堂 ![]() | 社殿 ![]() |
社殿 |
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『特選神名牒』に「尾神嶽の麓、尾神村にも大
神社ますと云へど、尾神を大神と心得えたるより近頃付會
したるなれば、云に足らず」、『越後頸城郡誌稿』に「下
美守郷尾神嶽アリ、麓ノ里ニ尾神村ト云(大神トモ書セリ)此ニ大神
社ト云宮跡アリ、往古ハ巍々タル大社ナリシカ、今ハ只礎
石ノミ残レリ、是ヲ里人十三社ノ一也ト傳タリ、其邊ニ東
寺・平等寺等ノ蜜院廢寺ノ遺跡アリ、去レハ延喜式ニ大神
社ト書テおおむわの社ト訓ス、おおむわハおほみわナリ、
身能輪山則三輪山ナランカ、此大神ノタタラセ賜フ、此三輪
ト號スルヲ以テ思ヒハカルニ、尾神嶽・尾神里トモニ往古
ハ大神ト書シヲ、後人尾神ト書改メタルモノナルヘシ、山
ノ名・里ノ名トモニ是ヨリ名附タルナランカシ、里人ノ十
三社ノ一社也ト云ヘル説モ捨テカタシ」とある。又、由緒も不
詳であることから、式内社大神社に比定する證據がなく、
論社とすることは出来ない。
−『式内社調査報告』− |
【 大神社 (尾神) 】
