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甲斐奈神社
かいなじんじゃ
山梨県笛吹市一宮町橋立北畑84
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山梨県笛吹市一宮町にある。
20号線(勝沼バイパス)の北側、参道入口にコンビニがある。
20号線を走っていて、そろそろこのあたり、と思いながら、
コンビニで買い物をしていたら、コンビニの駐車場奥に、
北に延びる参道入口があり、社域の森が見えた。
参道を歩き、鳥居をくぐると神門。
境内の木々は、往時は鬱蒼としていたのだろうという
雰囲気があるが、整備されているようで、スッキリしていた。
本殿の後方に、丸石で囲まれた円形の場所があるが、
以前は御神木の大杉があった場所。
現在は枯れてしまって、記念碑が立っている。
別名、神祖明神、林部宮、あるいは橋立明神。
神祖は(かむろぎ)と読む。
俗称は、御神木の大杉にちなんで、大杉さん。
式内・甲斐奈神社の論社の一つ。
甲斐奈が、「甲斐の」という意味と考えると、
甲斐国の中心地である国府に近い当社である可能性はある。
当社の南1Kmには、甲斐国分寺跡があり、
東2Kmには甲斐国一宮・浅間神社がある。
社殿には武田菱が付けられていた。
山梨の神社の多くに、この文様がついているので、
神紋かどうかは、不明だが。
参拝を初めて頃、境内で神職の方が掃除をしていた。
参拝を終え、話を聞こうと思ったら、居なくなってしまった。
掃除が終わってしまったのだ。
作業中の神職には声を掛けないようにしているのだが、
気付くと居なくなってることが多いのが残念。
参道入口 | 参道 |
鳥居 | 神門 |
境内 |
境内の林 | 神楽殿 |
拝殿 | 本殿後ろの大杉跡 |
境内社 | 本殿 | 本殿 |
甲斐奈神社
この神社は神祖明神又は林部宮、橋立明神
とも呼ばれ延喜式内社で創建は古く大社であ
った。祭神は国常立尊、高皇霊尊、伊弉諾尊、
伊弉冊尊を祀りその外甲斐国中式内式外大小
の神祇を勧請し一国の総社であった。そのた
め、恒例神事、大事の際には奉幣使や宣命使
が派遣され、当社から国中の諸社に対して幣
帛がわかたれた。本殿後ろには天然記念物の
御神木の大杉があり「橋立の大杉」として地
方に知られていたが枯死したのでその跡に記
念碑が建ててある。江戸前期までは祭礼の日
に笛吹川東の神主が全て当社に参集して神楽
を奏し、五穀豊穣の祈祷をした。明治四〇年
に村社に指定された。鎮座地・一宮町橋立字北畑八四番地 旧時の社領は四石三斗、境内は一、五〇〇 坪、社地は四三四坪で東原、竹原田、金田、 橋立の産土神となっている。 −境内案内板− |
【 甲斐奈神社 (笛吹市一宮町) 】