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大石神社
おおいしじんじゃ
山梨県山梨市西2067
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式内社 甲斐國山梨郡 物部神社 |
山梨県山梨市にある。
山梨市駅から140号線を北上して4Kmほど。
岩手橋あたりで、西へ入り、そこから1Km。
道路脇に鳥居があり、大石山へ続く参道を上る。
参道下の案内板では、奇岩群があるというので、
期待して参道を登ると、参道の左手に巨石。
なるほど、大きい。周囲を歩いて、撮影。
でも、祀られている雰囲気ではないのが不思議だった。
ところが、そのまま、参道を登って、境内に入ると、
左手にも巨石、先ほどよりも更に大きく、
奇岩群と呼ばれるように、幾つかの巨石が折り重なり、
それぞれの岩に名前が付けられていた。
さらに、社殿を見ると、その後方に、
こんもりとうずくまるように、見事な巨石。ひときわ、でかい。
これこそが、御神体石。
カメラにおさまらないのが、残念。
岩の神社では、岩の大きさが写真に表現できないので、
実際に見てもらうしかないのだが、
4・5mの巨石で、将棋崩しの山を作ったようなイメージなのだ。
創祀年代は不詳。
社伝によると、古くは物部神社と称していたが
後代、大石大神、岩手大明神と称したという。
式内・物部神社の論社として、『甲斐國志』には、
「村ノ西北山中ニ鎮坐ス、(略)
社中ノ御影石高四丈二尺、周圍三七間餘、
形像全然トシテ首鎧ニ似タリ(略)
高峯ヲ物部山ト稱ス故ニ物部神社ナリト云フ」
社殿と神体石の間、窮屈な位置に本殿が鎮座。
当社の場合は、本殿は要らないのではないかと思った。
鳥居 | 参道入口 | 参道の階段 |
社殿と神体石 |
社殿後方の巨石 | 社殿後方の巨石と産屋石 |
社殿と神体石の間に本殿 | 本殿 | 烏帽子石 |
指門石 | 浮船石 |
境内の巨石群、立烏帽子石 | 神体石背後から、影向石 |
山梨市八景・大石山の奇岩群
大石山には大山祇命をまつる大石神社があ
る。境内の大きな御影石(花崗岩)は御神体
で、高さが十二メートル、まわりが六十七メ
ートルあって、本県随一と言われる。烏帽子石、屏風石、影向石、産屋石、浮舟 石、百足石、指門石、甲石など、全山の奇岩 群は目を見張るものばかりで、まさに自然美 の極地といえよう。 この地には古くから「岩手八景」として、 岩松晴風、大石夜雨、信盛晩鐘、笛川漁火、 中村夕照、唐沢落雁、妙月秋月、物見暮雪が 選定され、この八景や奇岩群を訪れる文人墨 客、観光客などが跡を絶たない。 陽春のころ、大石山の松の緑と紅のつつじ の織りなす色彩のコントラスト(対照)もま ことに見事である。また、このころ大石神社 の祭りが行われ神楽も奉納される。大石山は また、市内外の園児、小学生、家族たちが遠 足や散策におとずれている。 −社前案内板− |
【 大石神社 (山梨市西) 】