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はじかみじんじゃ
兵庫県豊岡市竹野町椒字岩内1738−2

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式内社 但馬國氣多郡 㯮椒神社 名神大 |
兵庫県豊岡市(旧竹野町)にある。
豊岡駅の西10Kmほどの竹野町椒に鎮座。
三椒川に沿って南北に走る1号線のそば。
712号線(床瀬神辺高原線)との合流地点から1Kmほど北。
道路がカーブする場所に、
当社の遥拝所と思われる下宮(牛頭天王社)があり
そばに「おまき桜」と呼ばれるエドヒガンの巨木がある。
その祠の少し南。
道路脇の田圃の奥に、当社の鳥居が見える。
田圃の北側に細い参道があり、
田を迂回して境内入口へ向かう。
入口の左右には背の高い木が聳え、
階段を上ると鳥居。
鳥居の右脇には「式内大社 㯮椒神社」と刻まれた社号標。
鳥居の扁額には「八幡宮」と刻まれている。
鳥居をくぐり左に曲がって、参道の山道を上る。
こういう神社に入る時、
「どこまで登るのだろうか」
「どのくらい歩くのだろうか」と
少し不安になるのだが、
地図を見ると、それほど遠くない場所に
鳥居マークがあるので、少し安心。
で、最初の曲がり角に神門があり、
次の曲がり角を曲がり、真っ直ぐ上ると割拝殿がある。
思っていたよりも近い感じだ。
で、その割拝殿をくぐると広い境内にでる。
境内奥には入母屋造の立派な本殿が鎮座。
創祀年代は不詳。
式内社・㯮椒神社に比定されている古社で、
仁明天皇承和九年(842)に官社に預かり、
三代実録には、従五位上を授けられたと記されている神社。
だが近世には、石清水八幡宮から神霊を勧請し、
鳥居扁額にある通り「八幡宮」と称していた。
当社の社号「㯮椒神社」の「㯮」の字は、木偏に蜀の字。
「㯮椒」と書いて
「はじかみ」と読むが、地元では「ほそき」と言うらしい。
意味は蜀椒と同じで、山椒の実。
当地が山椒の産地であったらしく、
鎮座地名も「椒(ハジカミ)」という。
古社の趣のある気持ちの良い神社だが、
麓の道路を普通に走っていると、
当社の存在には気付かないだろう。
ただ、夜一人で参拝するには、かなり怖いかもしれない
そんな雰囲気のある神社。
田の向こうに鳥居 ![]() | 田の右手に参道 ![]() |
鳥居と社号標 |
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参道 ![]() | 上って曲がると神門 ![]() |
さらに上って曲がると ![]() | 割拝殿 ![]() |
境内 |
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社殿 ![]() | 本殿 ![]() |
麓の下宮(牛頭天王社) |
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祠 ![]() | おまき桜(エドヒガン) ![]() |
㯮椒神社
−境内案内板− |
