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由岐神社
ゆきじんじゃ
京都府京都市左京区鞍馬本町1073
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叡山電鉄鞍馬線終点、鞍馬駅からすぐ。
鞍馬寺山門の左を登って行く。
鞍馬寺門前の産土神で、鞍馬寺の鎮守社。
天慶三年(940)御所内に祀られていた由岐明神を、
北方鎮護として当地に創建。
社名の「由岐」は、武具である「靫」を献じて、
天皇の病平癒や世上の平穏を祈ったことによる。
十月に行われる火祭は、鞍馬の奇祭として有名。
天慶三年九月九日の夜、葦のかがり火を焚いて遷座した故事によるもの。
本殿後方の東光坊跡は、
牛若丸の師・東光坊阿闍梨蓮忍の弟子禅林房阿闍梨覚日のいたところで、
牛若丸学問所跡ともよばれている。
社務所の提灯には、桐紋が付いていた。
が、境内や参道の祠にかけられた幕には、天狗団扇のような紋。
杉の大木が印象的だ。案内では、「王城の北方の鎮め」とある。
八所大明神は、「客神」とも云うらしい。
江戸時代までは、鞍馬山山上に祀られていたもの。
境内入口 |
参道の階段 | 階段上から |
社殿 |
社号標 白い煙は雪の蒸気 | 本殿 | 本殿後方の東光坊跡 白いモノは雪 |
重要文化財の狛犬、これは再現されたもの |
参道や境内には、多くの祠がある。
主なものとして、三宝荒神社、岩上社、白長辨財天社、冠者社、玉杉恵比須。
境外に八幡宮と石寄大明神社。
当社への道の横には、鬼一法眼社、魔王の滝、吉鞍社など。
これらは、当社と関係あるかどうかは知らない。
冠者社 | 岩上社 |
白長辨財天 | 本殿横の祠 |
三宝荒神社 | 御神水 |
名前を忘れた祠 | 玉杉恵比須 |
魔王の滝 |
鬼一法眼社 | 吉鞍社 |
社伝によれば天慶三年(940)に大己貴命・少彦名命を勧請したといい、有名な「鞍馬の火祭り」をその時に炬火をもって神々を奉迎したことから起こったとする。社号は往古、天子不予・世上騒擾の際に、靭ゆきを献じて平穏を祈ったことにより「靭明神」「由木神社」とする。
−『神社辞典』− |
【 由岐神社 】