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天岩戸神社
あまのいわとじんじゃ
奈良県橿原市南浦町772

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式内社 大和國十市郡 坂門神社 鍬靫 |
奈良県橿原市にある。
天香久山の南麓に鎮座。
集落の奥に参道入口があり、鬱蒼とした林の中の境内で、
なかなか怪しい雰囲気だ。
拝殿の後方、山の斜面を背にして三つ鳥居が建ち、
奥に磐が祀られている。
創祀年代は不詳。
式内社・坂門神社の論社とされる小社。
天香久山へ続く道(坂)の入口(門)と考えると頷ける。
当社には七本竹と呼ばれる竹があり、
毎年、七本づつ新竹が生え、七本づつ古竹が枯れる。
この竹にさわると腹痛になるという。
鳥居 ![]() | 境内社殿 ![]() |
本殿はなく、磐を祀る |
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その磐 |
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「西国三十三所名所図会」に、 右磐戸より半町ばかり南田圃の中に笹一む ら生茂り、周に竹垣を結めぐらせり。これ を天の湯笹といふ。いにしへ神楽の御湯に 此笹を用ひしとぞ。其古例によりて伊勢の 祭礼のせつ此笹を取に来ること毎年かくる 事なかりしが、後年此さゝの根をわけて彼 国に持かへりてかしこにうへしより、今は 此事たへてなしと土人ものがたれり。故あ ることなるべし。 とみえ、天岩戸神話にまつわる伝承が残る。 −大和・紀伊『寺院神社大事典』− |
【 天岩戸神社 】
