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桐野神社
きりのじんじゃ
兵庫県豊岡市出石町桐野字御前614
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式内社 但馬國出石郡 桐野神社 |
兵庫県豊岡市にある。
出石総合支所の南東2.5Kmほどの出石町桐野に鎮座。
出石川に沿って426号線を進み、桐野橋を渡って南下すると
桐野畜産団地の横に、御出石神社がある。
その御出石神社から南へ300mの位置に境内がある。
道の端にある小さな林が当社の境内。
境内入口は南側で、石の鳥居が立っている。
境内は垣などに囲まれておらず、かなり開放的。
鳥居をくぐると正面に社殿。
瓦葺の拝殿の後方に、本殿が接続している形式。
境内の周辺部は雑草が多く、廃れた雰囲気ではあるが
境内には、あまり雑草も無く、風が通り抜けるような神社だ。
社殿前の灯篭の笠には苔が生えて、良い感じになっていた。
創祀年代は不祥。
式内社・桐野神社に比定されている古社。
中古、貴船神社と称し、通称も貴船さん。
地図にも貴船神社と記されているのだが
祭神は、稲荷系の倉稻魂命なのだ。
また、神祇志料には、加茂大明神ともいうとあり
出石封内神社帳には、賀茂御前木船大明神とある。
この「加茂」は、加茂社領に鎮座している御出石神社のことで
御出石神社と関連する貴船神社ということらしい。
貴船と称するところから、桐野川の水神を祀っていたのだろうが
農村では、水神も山神も、すべて農業の神として解釈・祭祀されたのだろう。
明和七年本殿を再建。
明治六年桐野神社と改称し、明治十年村社に列した。
境内の左右に境内社の祠が二つ。
詳細はわからないが、一つは天神社のようだ。
社域 |
鳥居 | 境内 |
社殿 |
境内社 | 境内社 |
【 桐野神社 (豊岡市) 】