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鏡作伊多神社
かがみつくりいたじんじゃ
奈良県磯城郡田原本町大字保津字村内150

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式内社 大和國城下郡 鏡作伊多神社 |
近鉄大阪線田原本駅の西、保津にある。
宮古に同名神社があり、どちらも式内・鏡作伊多神社の論社。
環濠集落の中にあり、場所はわかりにくい。
ぐるっと回り込んで参拝。
「伊多」というのは、一説には、鏡製造の過程で
金属を板状にすることによるとされているが、
他説では、湯立て・伊達からの転訛ともある。
金属精製と湯(水)との関連を考えると、それもありか。
僕としては、語感として「ミラー」に通じるのではないかと
ふと思ったが、違うだろうなぁ。
保津の東300mのところに「板敷」という字があるらしく
当社の旧地と伝えられている。
また、鎮座地が保津であることから、
当社を式内社・富都神社と考える説もあるらしい。
本殿は二座ある。
『奈良県史』には、境内社に宇間志麻遅神社があると書かれているので
小さい祠は境内社かもしれない。
あるいは『神社辞典』にあるように、天糠戸(父神)も祀っているのかもしれない。
鳥居 ![]() | 拝殿 ![]() |
拝殿 ![]() | 本殿 ![]() |
本殿 |
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『延喜式神名帳』にある鏡作麻気神社、鏡作伊多神社については同じく社伝に「左座麻気神者天糠戸ノ命大山祇之子也、此ノ神鋳作日之御像鏡、今伊勢崇秘大神也、右座伊多神者、石凝姥命、天糠戸命之子也、比ノ神モ鋳作日象之鏡、今紀伊之国日前神是也」とみえる。
−『神社辞典』− |
【 鏡作伊多神社 (保津) 】
